異常な暑さが続き、今度は、涼しい日が訪れ、戸惑っていると、また暑さが戻ってきた。地球が、だんだん変わってきている。そう実感せざるをえない。この気象条件が影響しているのだろうか、今シーズン、田んぼで見られるはずのシギ・チの何と少ないこと。昨年、ヒバリシギをずいぶんたくさん見かける機会があったのだが、今シーズンは、まだ一度だけ。
そのような寂しい田んぼの顔触れを横目に見ながら、蓮田を少し回ってみた。まだ、青々と大きくて立派な葉をつけ、ピンクや白色の花をつけた蓮。蓮田の中には、すでに収穫が始まっているところもあり、そこにタカブシギやコチドリが姿を見せる。タカブシギは、蓮田が良く似合う。私は、常々そう思っている。8月から9月にかけて蓮田で見かけるタカブシギは、気品すら感じることがあり、私は、好んでレンズを向ける。朝日の中で出会ったタカブシギ。嬉しい出会いのひとときであった。