青葉の頃に飛来するというアオバズク。あちこちの神社やお寺などの大きな木の洞に営巣し、夏の暑さを感じる頃、雛の姿が見え始める。例年より巣立ちが遅れていると聞いていたアオバズクの雛。先日、ようやく巣立ちしたと聞き、巣立ち雛に会ってきた。
今年は、蝉もなかなか鳴き始めないので、心配していたが、8月に入ってからずいぶん賑やかに鳴いている。その蝉を巣立ちしたばかりのアオバズクが、不思議そうに見つめている。もう少し成長すれば、さっと手を出すことだろう。アオバズクと蝉の不思議な関係。真夏の昼下がりの出来ごとである。