春の渡り、秋の渡り。田んぼや干潟で見られるシギ・チの姿に関心を持つようになり、そのシーズンを心待ちにするようになったのは、いつ頃からだろうか。近くの田んぼでも、案外、簡単に見られていたシギ・チやジシギが、全く見られなくなり、何とも寂しい限りである。丹念に調査されている方のお話では、農薬の影響か、イタチや野良猫などの影響ではないかという。
そこで足を伸ばしてシギ・チの観察に出掛ける。昨日、雲が厚かったが、シギ・チの観察には、適していると思い、3か所ほど回ってみた。1か所目で、クサシギ8羽を観察。今まで、これほど一度にクサシギを観察したことがない。もしかすると草陰に隠れて8羽以上いた可能性もある。近くの畦では、前日の雨で濡れたであろう羽の手入れをしているキジの若が6羽。のどかで平和な田園風景である。
近くの田んぼでも、このような平和な環境が戻ってくることを切に願っている。