鳥たちの広場

[初冬の田園風景]

カワラヒワ ホオジロ スズメ
オオジュリン セッカ ホオアカ
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今朝は、思いのほか寒くて、薄手のジャケットで出かけたことを後悔しながら、2箇所の公園を見たあと、久しぶりに田園風景を楽しむことにした。冬枯れの田んぼには、初冬の柔らかい日差しが降り注ぎ、のんびりとした雰囲気が漂っている。それは、私にとって一番心安らぐ光景であり、ほっと出来る空間である。

枯れた稲穂に飛んできたのは、カワラヒワ。美味しそうに啄ばむ姿は、何とも微笑ましい。スズメも群れで飛んできた。二番穂は、鳥たちにとって寒い冬の間の大切な糧である。畦道に生えているセイタカアワダチソウの綿毛のところに飛んできたのは、ホオジロ。カワラヒワもとまった。スズメも時々、飛んできて、ひとしきり♪チュンチュンと歌声を披露する。

近くの葦原では、オオジュリンの姿が見え隠れしている。パキパキという音も聞こえる。手前の葦に飛んできたのは、セッカ。柔らかい冬の日差しを満喫しているようだ。あら、あの鳥は?そう思ってファインダーを覗いて見る。枯れた葦にとまっているのは、ホオアカ。嬉しい嬉しい出会いだ。

冬枯れの田んぼ。のんびり、ゆっくりしたくて久しぶりに訪ねてみた。待っていてくれたのは、思いがけない鳥たちとの出会い。初冬の田園風景が、思い出のひとこまとなって、心に刻み込まれた。

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