鳥たちの広場

[如月の田んぼ]

如月も、今日で終わり。霜が降りた朝、田んぼで出会ったタゲリの背中は、真っ白だった。雪の朝、オオジュリン、カシラダカ、タヒバリ、ヒバリ、ホオジロなどに出会ったこともあった。私にとって、一番身近な田んぼの鳥たち。

如月の田んぼで一番出会いの多かったのは、オオジュリンかもしれない。そのオオジュリンだが、ずいぶん頭が黒くなり、夏の衣装に変わりつつある個体もいる。カシラダカにも、ずいぶん出会った。枯れ草のところに群れで飛んで来て、またワァーと群れで飛んで行く。ホオアカとの出会いは、ことのほか嬉しい。枯れ草のところにとまったホオアカを見つけると、心が弾んでくる。葱畑のところでは、良くホオジロに出会った。多い時には、5〜6羽で、餌を探している。金属光沢の美しいタゲリを見かけることも何度かあった。

田んぼの杭にとまっているのは、ノスリとチョウゲンボウ。ノスリは、お人よしなのだろうか。チョウゲンボウに追いかけられたり、カラスに追いかけられたりしている。チュウヒが、上空を飛ぶこともある。

如月の田んぼ。オオイヌノフグリの青い小さな花が、あちこちで見られるようになってきた。あたりの空気は、日毎に春らしさを増していく。