鳥たちの広場

[早春の田んぼ]

今日は、もう3月。桃の節句も近づいて、春の気配をあちこちに感じるようになってきた。あまりすっきりしないお天気だったが、早春の田んぼを回ってみることにした。

オオイヌノフグリの青い小さな花と柔らかい草の芽が春の訪れを告げているが、雲が厚くどんよりとした空模様の中、田んぼを回っても、なかなか鳥に出会わない。やっと電柱にとまったハヤブサの姿を発見。顔には、幼さが残り、何とも可愛らしい目をしている。遠くを飛んだのは、タゲリ。タゲリが降りたあたりに近づいてみると10数羽のタゲリが畦道で羽を休めていた。その近くでは、タシギが6羽ほど熱心に採餌している。手前の畦道にいるのは、ホオジロ。ホオジロの近くの草の芽は、春の訪れを告げるかのように見える。

モズの姿は、何箇所かで見かけた。一番多いのが、電線の上だったが、枯れ草のところにもとまってくれた。頭の黒くなりかけたオオジュリンにも出会った。ヒバリも柔らかい草の芽の近くで2羽、見かけた。

少し大きめな鳥が飛ぶのが見えた。どうもチュウヒのようだ。遠くの畦道に降り、しばらくしてまた飛び立った。ノスリは、電柱にとまっていることが多かったが、田んぼに降りているのを2箇所で見かけた。最後に回った田んぼでキジの♂5羽に出会った。 早春の田んぼ。ゆっくり回れば、まだまだ、いろいろな発見がありそうだ。また近いうちに春を探しに出かけてみよう。