九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年6月) > 2010/6/5
ドングリが大好きというカケス。鳴き声は、お世辞にも綺麗とは言えないが、カケスの羽模様は美しい。英名のJayは、まさに「ジェー」という鳴き声からきているのであろう。山渓名前図鑑「野鳥の名前」にカケスの語源は中西悟堂「野鳥の名」にあるように、その鳴き声による。とある。鳴き声から地方名「ガース」「ガエス」「カヤス」などの方言があり、それが和名の由来になっているようだ。
今回訪れた高原で、早朝の探鳥を終え、鳥との出会いの少なさにがっかりして山荘に戻ると、目の前の木にさっと飛んできた鳥がいた。鳥の大きさから、ツツドリとかカッコウかもしれないと思った。葉の陰に隠れて見えなかった姿が、ようやく見えたときカケスとわかった。いたずらっ子のようなカケスの顔。久しぶりの出会いであった。