九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年6月) > 2010/6/10
♪ヒリリリヒリリリヒリリリ♪まるで鈴を鳴らしているような澄んだ声。サンショウクイの名前の由来は、山椒を食べて口の中がヒリヒリするような声で鳴くから「山椒喰」と命名。と山渓名前図鑑「野鳥の名前」にある。その声を初めて聞いたのは、近くの馴染みの公園。渡り途中に立ち寄ったサンショウクイが公園内の木々の間を鳴きながら飛んだ数年前のことである。
その後、裏磐梯、飛島、都市公園、そして昨年5月、信州でも出会った。今回、初夏の信州で、ほんの一瞬であったが、サンショウクイ2羽に出会った。あまりにも短い時間であったが、やはり出会いは嬉しいものである。裏磐梯で出会ったときも、そして今回標高1200mの高原で出会ったときも、サンショウクイの動きは、速く、撮影には苦戦する。これから繁殖に向けて2羽での行動であろう。確かな命が育まれるよう願ってやまない。