タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ コムクドリ♂ ]

コムクドリ♂

2010/6/14 初夏の信州

「ムクドリ」。農耕地、川原、市街地などスズメ同様、いろいろなところで見かけるが、かなりの嫌われ者である。スズメは、スズメだけを撮影しているという人の話を聞くが、ムクドリに関しては、そのような話を私は知らない。

ところが、このムクドリに立った一文字、「コ」がつくだけで、コムクドリとなり、バーダーの見る目が変わってくる。それは、やはり鳥の風貌、色彩によるものであろうか。雄成鳥の上面は、金属光沢のある紫色、紺色、黒色で何とも上品な色合いである。

このコムクドリ♂の金属光沢のある色彩をファインダーに入れられたのは、2007年5月に飛島に行ったときのことである。コムクドリを見るのは、その時が初めてだったわけではないが、あの時、後ろ姿だったので、金属光沢のある上面がくっきりと浮かび上がり、美しく輝いて見えたように記憶する。

昨年の春には、リンゴの花にとまったコムクドリ♂を撮影する機会に恵まれ、今回の信州では、花はなかったが、水芭蕉の葉のところで見え隠れするコムクドリ♂の姿を楽しむことが出来た。

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