九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年6月) > 2010/6/20
6月の声を聞くと、気になる鳥のひとつがサンカノゴイ。そして沼を眺めながらサンカノゴイの出現を土手の上で待つ間、もうひとつのこの時期の鳥が楽しませてくれる。それはヨシゴイ。頸を伸ばしてヨシに擬態をする様が、何ともユーモラスである。
ヨシゴイは、漢字では、葦五位と書く。ヨシが生えているところに住んでいるので、ヨシゴイと呼ばれるという。五位は、ゴイサギのことであり、ゴイサギに体形が似ている種類を「ゴイ」と呼ぶという。サンカノゴイ、ミゾゴイなどがそうである。
例年、ヨシゴイの飛翔を何とか撮影しようと試みるが、どうもピンの甘い画像ばかりである。もうしばらくすれば、ヨシゴイの雛の姿も見られるかもしれない。涼しい日を選んで、また沼に出掛けてみよう。