タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ アカエリカイツブリ ]

アカエリカイツブリ

2010/6/25 初夏の北海道

大雪山旭岳でギンザンマシコとの出会いを楽しんだ後、初日の宿は、白金温泉であった。翌早朝、白金温泉付近を探鳥、一瞬であったが、電線にとまったヤマセミを間近に見て、あまりの大きさに驚いた。かなり遠いところには、アオバトが数羽、木にとまっているのが見えた。

二日目の一番のお目当ては、幌延原生花園である。豊富町サロベツ原生花園から兜沼方面までを上サロベツ原野と呼ぶのに対し、幌延ビジターセンターのあるあたりは下サロベツ原野と呼ばれている。ビジターセンターの横から木道に沿って進むと、まずノビタキ♂♀の姿が、目に入った。さらに進むとツメナガセキレイ、遠くには、コヨシキリも見える。

2年前、下サロベツを訪れたときには、花が非常に少なかったが、今回は、エゾカンゾウやコバイケイソウに加えてアヤメの紫色が心を和ませてくれた。そして思いがけずアカエリカイツブリを間近に見ることが出来た。アカエリカイツブリは、印旛沼や葛西臨海公園で出会ったことがあるが、静かな幌延原生花園での出会いは、また一味も二味も違って心に残るものであった。

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