九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年7月) > 2010/7/4
北海道を代表する野鳥のひとつが、ノゴマではないだろうか。渡り途中、東京近郊の公園などで見られることもあるが、やはりノゴマから思い描く風景は、シシウドやイタドリやハマナスなどの北海道ならではの光景である。
天売島は、海鳥の繁殖地として知られているが、ノゴマの個体数も多いと今回、初めて知った。♪チョイチョイ チュィ チュウィー チー チリ チリ♪天売島に到着して間もなく、イタドリの上でさえずるノゴマの姿を見かけた。千鳥ヶ浦の海鳥観察舎近くでは、このノゴマの声をずいぶん聞いたし、姿もちらほら見かけた。原生花園で見かけるノゴマとは、また異なったイメージで、緑の中でさえずるノゴマの姿に、しばし足をとめ、その美声に耳を傾けたのも今回の旅の思い出のひとこまである。