九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年7月) > 2010/7/21
アオバトより少し大きく、全体にオリーブ色味が強い。日本では、留鳥として南西諸島に分布。「ズアカアオバト」を手元にある3冊の図鑑で調べると、共通してこのような表記がされている。ズアカというのだから頭部が赤いのだろうかと気になって、さらに調べてみると、台湾に分布するタイワンズアカアオバトは、頭上に赤味があり、それが種和名の由来になっているのだという。フィリピン産の亜種も頭部に赤味がある。しかし日本のズアカアオバトの頭部には、赤味がないのだという。
以前訪れたことのある奄美大島で初めて出会ったズアカアオバト。大磯の海岸で塩水を飲みに来るアオバトに、とても良く似ていると思ったが、あの時、ズアカが頭赤であるとは、考えてもみなかった。
今回、宮古島で一度は、枯れ木にとまり、もう一度は、水場に現れたところを観察することが出来た。水のみをしている姿を見て、ふと頭頂部が気になり、良く良く観察してみたのだが、どうも赤味がかって見えない。名前の由来を調べてみると、意外な発見があって面白い。