冬枯れの田んぼは、渋い茶色の濃淡で、水墨画を思わせる風情がある。しかし、見方を変えれば、何とも殺風景ということになるだろう。その田んぼで出会うのは、カワラヒワ、タヒバリ、スズメ、ムクドリ、ツグミといったところだろうか。今日は、モズに出会った。残念ながら後ろ向きで、今日の1枚というわけにはいかない。ホオジロ、カシラダカは、時に見かけることもあるのだが、なかなか撮影のチャンスを与えてくれない。
そのような中でノスリやチョウゲンボウに出会うことがある。今日は、ノスリに何回も出会った。同じ個体とは思われないので、複数のノスリがいるのだろう。ノスリは、大抵、電柱にとまっている。田んぼに降りたところを撮影したいと願っているのだが、なかなかその機会は、巡ってこない。今日は、斜面になっているところの草地に降りた。残念ながら逆光で背景も目障り。でも心に残る一瞬であった。