今年もどこかで出会えるかもしれないと期待する鳥のひとつが「オジロビタキ」である。あの愛くるしい顔で、幼子のように元気に飛び回り、小枝にとまって尾をピーンと立てる。
♪ジッジッ ♪ジッジッ 込み入った梅の小枝の上の方から、懐かしいオジロビタキの声が聞こえてきた。見上げても姿が見えなかったが、やがて下に降りてきて愛らしい姿を見せてくれた。お気に入りらしい枝に何回かとまった後、まるでブランコかと思えるようなところにオジロビタキがとまり考えるような仕草をした。オジロビタキは、本当に可愛い。もう少し背景の良いところにと願ったが、またの機会の楽しみに残しておくことにしたい。