九羽の白鳥 > とりどり日記(2011年1月) > 2011/1/16
雪の降りしきるユーラップ川付近で、ウソの小さな群れにも出会った。その雪の中で、小さな赤い実、ツルウメモドキを一心に啄むウソの姿は、何とも愛おしく、胸打つものがあった。あの赤い実も、残り少なくなっていた。これからますます寒さが厳しくなっていくことだろう。木の実や草の実が、雪に埋もれてしまう北の大地の冬。小鳥たちにとって生きるための糧を探すことは、どれほど大変なことか。降りしきる雪の中で一心に赤い実を啄むウソの姿が、目に焼き付いて離れない。