コミミズクには、以前、会ったことはあるのだが、機会があったら、もう一度と願っていた。まさか北海道で、その出会いが待っていようとは、夢にも思わなかった。
最終日の午後、体の芯まで冷えてしまいそうな寒さの中、コミミズクが飛ぶのを待った。雪も積もり、枯れ草の淡くて渋い色調が、水墨画風で何とも心惹かれる光景である。この景色の中、コミミズクが飛んでくれたら、どんなに素敵だろう。しかし、この日は、なかなか飛んでくれず、やっと1回姿を見せてくれただけであった。もう1か所で2羽飛んでいるとのことで場所を移動。ここは、背景が、なかなか難しかったが、2羽のコミミズクの姿を楽しむことが出来た。久しぶりのコミミズク。嬉しい出会いであった。