2/27~3/2まで、冬の道東を訪れ、野鳥たちとの出会いを楽しんできた。何より思いがけなかったのは、初日の2/27、釧路空港に到着したときの気温である。「海辺にある都内の公園より北海道の方が、暖かかったですよ。」と言う知人の言葉を思い出しながら、最初の探鳥地である阿寒丹頂の里に向かった。
冬の道東には、今まで何回か訪れたことはあるのだが、タンチョウ、オジロワシ、オオワシに今一度会いたい、撮影したいとの思いから、今回、思い切って出掛けることにした。体調が今一つの中での出発であったので、寒さがそれほどではなかったことが、私にとっては、とても有難いことであった。
阿寒丹頂の里では、午後2時の給餌に合わせてカメラマンが集まってくる。それは、タンチョウの餌を狙って現れるオジロワシがバトルを繰り広げるからである。私が、今回撮影したかったのは、青空を飛ぶタンチョウ、林をバックに飛ぶタンチョウ、タンチョウのディスプレイである。求愛のディスプレイの場面は、ずいぶんあったのだが、何分にもたくさんのタンチョウがいて、肝心のときに、その前に別のタンチョウが現れ、視界を遮られてしまう。そのように残念なシーンばかりであった。でも、たくさんのタンチョウに出会えただけでも、十分である。
冬の道東で出会った鳥たちをゆっくり紹介させていただきます。