例年より10日ほど遅れて、ソメイヨシノが満開となった。東日本大震災の余震が今なお続き、被災地の方々の心情は、 いかばかりであろう。この桜の花の美しさ、優しい色合い、何とも言えない風情をひとときでも味わっていただければと思うのだが。
馴染みのフィールドで、体に似合わず大きな力強い声で囀りを披露してくれたカラフトムシクイ。その動きの素早さから、とうとう思うような写真を撮影することが出来なかった。写真は撮れなかったのだが、目線ですぐ目の前、緑の植え込みの細い枝にとまっている姿をしっかり観察することが出来た。あの日のカラフトムシクイの姿は、決して忘れることはないであろう。