桜の種類は、一体どれくらいあるのだろう。早い時期には、河津桜を楽しみ、一番見る機会の多いソメイヨシノは、とうとう葉桜になってしまった。もっとも例年だったら、4月の半ば過ぎまで桜の花を愛で、その桜の木の下で、皆が集うということはないのだが、今年は、気象条件が、いつもの年とは違っていた。
鳥に関心を持つようになって、花の時期には、花に絡めて鳥を撮りたいと思うようになった。そして、出来れば、桜と鳥とを撮れればと願う。今シーズン、あちこちで見られたマヒワ。そのマヒワを何とか桜と一緒にと願っていたところ、その思いが通じたようだ。もう桜も終わりに近く、思うような位置には、姿を見せてくれなかったが、ほんのひととき嬉しい出会いであった。