田んぼの緑が、ずいぶん色濃くなってきた。ついこの間まで、水田の水の色ばかりが目立っていたくらい、早苗が、弱弱しかったが、今では、見渡す限り、緑一色という雰囲気である。
春の渡りの途中で立ち寄ってくれたシギたちの姿も、すっかり見えなくなり、寂しくなった田んぼ。その田んぼで、比較的出会う機会が多いのが、アオサギである。案外、警戒心が強くて、車で近づいても飛ばれてしまうこともある。先日、出会ったアオサギ。口いっぱいに大きな大きな魚をくわえていた。何とか飲み込もうと必死なのだが、いかんせん、あまりにも魚が大きい。その魚をくわえて飛びあがったが、また、田んぼに降りて、とうとうご馳走を諦めたようだ。