沼のほとりは、私の好きな鳥見のポイントのひとつである。見られる鳥は、地味な鳥ばかり。それでも私は、好んで沼のほとりに足を向ける。
昨日も雨の上がった後、沼のほとりに向かった。到着早々にヨシゴイが飛んで中州の中に入って行く。オオバンの姿も見える。セッカの声も聞こえるのだが、なかなかとまってくれず、遠くの電線にようやくとまった。ヨシゴイの飛翔を何とかカメラに収めようとレンズを向けるが、どうもピントがうまくあわない。ふと気がつくと、目の前の葦原にヨシゴイがとまっている。雨上がりのひととき。嬉しい出会いであった。