「高原」という言葉には、何か心惹かれる響きがある。それは、平地に住んでいるからなのだろうか。「高原」という言葉からイメージするものは、平地では、見られない植物や野鳥に会えるという喜びを期待するからかもしれない。
先日訪れた高原は、レンゲツツジで知られたところで観光客も多い。訪れた日は、霧・霧・霧そして雨交じりという状況であったが、観光バスが次々にやってくる。やがて天候が落ち着いてくると、レンゲツツジを携帯で撮る人もいて、こちらの狙いのレンゲツツジにノビタキの夢は、遠くになっていく。
そのような状況の中で出会ったノビタキ雌は、可愛かった。何度も姿を見せてくれたが、とうとうレンゲツツジの花にとまってはくれなかった。