タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ セッカ ]

セッカ

2011/9/4 葦原は、秋の風

コチドリにさえ会えない寂しい田んぼ。もう今日で田んぼ巡りも終わりにしようと思いながら、暑いさなか、何度も通った田んぼをゆっくり回る。昨日までムナグロの群れを観察出来た田んぼでは、今日は、ヒバリ1羽を観察したのみ。水の入った田んぼでは、アオアシシギ3羽。この出会いさえが、貴重に思われる。稲刈りが済み、二番穂が伸びてきた田んぼで、ようやくチュウジシギを発見。あれほどたくさんいたアマサギの群れも、どこに移動したのか、今日は、ほとんど姿を見かけなかった。

葦原に回ってみるとコジュリン、セッカ、オオセッカの声が、聞こえてくる。しかし、その声も、静かで寂しい感じがする。エノコログサやイヌタデが初秋の風に揺れ、バッタがたくさん飛ぶ。セッカが飛ぶ姿を何度も見かけるのだが、すぐに草むらの中に入って姿が見えなくなってしまう。やっと撮影出来そうな位置にセッカを見つけ、レンズを向けた途端飛ばれてしまった。葦原には、確実に秋の足音が近づいている。

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