広々と広がる田園風景を眺めながら、久しぶりの公園に向かう。途中、電柱から、ひらりと飛んだのは、チョウゲンボウ。ちょうど真下から眺める形になったので、いつもと違う印象で、一瞬、何の鳥かしらと思う。ひらりと飛ぶ様は、まるで大きな蝶のようだ。
ヤマガラには、会えるだろうと期待していた公園は、実にひっそりと静まり返り、不気味なほどの静寂さ。一体、この静けさは、何なのだろう?池のほとりのベンチに腰掛け考え込んでしまう。はらりとハリギリの葉が1枚、目の前に落ちてくる。あまりに静かな久しぶりの公園。今日は、とうとうシャッターを押せなかった。