早いもので、今日は、もう師走。田んぼ巡りを中心に鳥見を続けて1年があっという間に過ぎていく。何とも幸せなことである。春の渡り、秋の渡り。田んぼで出会うシギたちも今シーズンは、出会いが少なかった。あの大きな震災の影響なのだろうか。それとも放射能?
その田んぼで幸運にも出会ったのが、ハイイロチュウヒ♂である。鳥に関心を持ち始めて、まだ日が浅いころ、葦原近くの駐車場でカメラマンが2人ほど大きなレンズを葦原に向けていた。時刻は、11時ごろであったから、明るい時間である。何やら猛禽がいるらしい。私もお仲間入りさせていただいて、葦原に降りている鳥が飛び立つのを待った。40分ほど待っただろうか。それが初めて見るハイイロチュウヒ♂で、その後、会う機会がなかった。
霜月の田んぼで出会ったハイイロチュウヒ♂。私には、手強い被写体であった。