鳥が少ない。鳥たちとの出会いの機会があまりに寂しい。そんな声をあちこちで耳にする。鳥にあまり関心のない友人の「スズメを最近、見かけないのよ。」という言葉が胸にささり、何ともわびしくなってくる。
先日、蓮田を回っているとオジロトウネンに出会った。今シーズン、数回、オジロトウネンに出会う機会はあったのだが、いつも距離があり、私のレンズでは、なかなか難しい。近づくのをじっと待つのだが、根負けしてしまうことが多かった。ところが、この日は、オジロトウネンが、ぐんぐん近づいて来てくれる。どきどきしながら、レンズを向け、「あまりこっちに来ないでね。」などと贅沢な願いをつぶやきながらの撮影となった。このような出会いの日は、心が晴れやかになり、力が湧いてくるような気がする。