タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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2011/2/28 ホオジロガモ

ホオジロガモ

「ホオジロガモ」漢字では、頬白鴨と書く。ホオジロガモの♂は、頬のところに、まるで白いワッペンをつけたようなので、一目でホオジロガモだとわかる。しかし、ホオジロガモの♀は、ワッペンをつけていない。

アカハシハジロに会いたくて出掛けた湖で、ホオジロガモ♀を間近に見る機会があった。野生のカモは、警戒心が強いのだが、このホオジロガモ♀は、かなり近くで観察することが出来た。北海道では、求愛ディスプレイをするホオジロガモ♂の姿を見たこともある。今度は、ホオジロガモ♂♀を近くで観察したいものである。

2011/2/27 シメ

シメ

冬の公園で出会う機会の比較的多い鳥の一つがシメ。ちょっと怖そうな顔立ちだが、結構、人気者である。しかし、今シーズン、なかなか出会いの機会が巡ってこなかった。♪チッ♪ツィー その声を聞くと、シメは、どこにいるのかなと辺りを見渡す。

公園で見かけるシメは、竹トンボのようなカエデの実を啄んでいることが多い。先日、ヒレンジャクに出会った公園では、リュウノヒゲの青い実を啄んでいるシメの姿を見た。この写真は、洞の水を飲みに来たシメ。冬羽から夏羽に変わると嘴も鉛色になり、また魅力的になることだろう。

2011/2/26 ジョウビタキ

ジョウビタキ

日の出が、ずいぶん早くなって、午前6時を回るとうっすらと明るくなってくる。元旦の頃は、午前7時近くが、日の出の時刻だったのだから、その違いに時には、驚く。これから、ますます日照時間が長くなり、鳥見を楽しむ時間も長くなるというものだろうか。

朝日が昇り始めたころの早朝の公園。まだ散歩の人もいない静かな公園。カサカサとわずかに枯れ葉の擦れる音がする。木立の下で、採餌しているのは、シロハラ。枯れ葉の下にご馳走があるのだろう。しばらくシロハラを観察した後、ゆっくり歩き始めると、今度は、ジョウビタキ♀が、すぐ近くを飛んだ。かなり近くにとまったので、思わずレンズを向ける。

静かな静かな早朝の公園。小鳥たちは、早起きして、もう活動を開始している。

2011/2/25 オジロビタキ

オジロビタキ

急速に春が近づいてきたような感がある。今日は、四月下旬並みで、今年一番の暖かさになったという。強い風も吹いていたが、春一番ということであろうか。

午後、ほんのひと時、散歩してみると、道端に咲いている野の草が目に付いた。コバルトブルーのオオイヌノフグリ、可愛いピンクのホトケノザ、鮮やかな黄色のタンポポ。河津桜も咲いて道行く人が立ち止まり、携帯で写真を撮っている人もいる。

先日、出会ったオジロビタキ。芽吹きには、まだ少し早い木にとまって、お澄まし顔をしていたが、今日の強い風で、どうしているだろうか。また会いたいものである。

2011/2/24 ハイタカ

ハイタカ

雨が降ったり、晴れ間が出たり、どんより雲に覆われたり、今日の天気は、落ち着きがない。早起きして、少々遠出をしようと思ったが、暗い空模様を見て断念した。

昨日、土手沿いを歩くと、ずいぶん暖かった。固い固い木々の芽も、少しずつ少しずつ、その固い衣を脱いでいく。日当たりの良い土手のところには、オオイヌノフグリのコバルトブルーの花が咲き、春の訪れを告げている。背の高い枯れた葦には、白っぽくて綺麗なオオジュリンがとまっている。

近くにいた鳩が一斉に飛び立った。空を仰ぐと、悠々とハイタカが飛んでいる。如月の青い空を、悠然と飛ぶハイタカ。カワラヒワもアオジもジョウビタキもオオジュリンも皆みんな、茂みの中に隠れてしまった。

2011/2/23 ハチジョウツグミ

ハチジョウツグミ

田んぼへ行っても、公園へ行っても、良く出会う鳥のひとつが、ツグミ。あまりに出会いの機会が多いと、レンズも向けなくなる。でも、良く良く見ないと、単なるツグミではないこともある。昨年12月に訪れた奥日光で出会ったのが、ハチジョウツグミ。今まで何回か、ハチジョウツグミに出会ったことはあるのだが、ごく最近、春の日差しを感じる日に、また出会いの機会が巡ってきた。

胸のところのレンガ色が、とても綺麗で、何とか順光で撮影したかったのだが、警戒心が強い鳥のようで、そのチャンスは、なかった。今度は、ワキアカツグミ、ウタツグミ、ヤドリギツグミ、ノハラツグミに会いたいものだと少々欲張りな考えが頭をよぎった。

2011/2/22 ヒレンジャク

ヒレンジャク

今シーズンは、鳥たちの飛来が少ないという嘆きの声を何度も耳にしたが、レンジャク、マヒワ、トラツグミに関しては、当たり年のようで、何度か出会いの機会があった。特にレンジャクは、11月末に北海道でキレンジャクの非常に大きな群れに出会いナナカマドの赤い実を啄む姿を初めて見ることが出来た。

1月に訪れた北海道でも、雪が舞う中、キレンジャクの姿を写真に収めることが出来た日の感激が、今も鮮やかである。昨日、思いがけず、ヒレンジャクを間近に見る機会が巡ってきた。遠くの枝ばかり目で追っていると、「もっとずっと手前の枝ですよ。」と教えてくださる方があり、その近さに驚いた。数人のカメラマンが、いるにもかかわらず、堂々とそしてゆったりと、そのヒレンジャクは、羽を休めていた。嬉しい出会いのひとこまである。

2011/2/21 ベニマシコ

ベニマシコ

朝早い時間帯は、どんよりと暗くて雨でも降りそうな気配だったが、だんだん明るくなってきた。芽吹きを待つ木々や土手沿いの草むらに降り注ぐ日差しも少しずつ優しく柔らかい光に包まれるようになってきている。

川沿いに歩いてみると、♪フィッフィッ♪フィッフィッとベニマシコの声が聞こえてきた。赤いベニマシコに会いたくて寒い寒い朝、早起きして出掛けてみたが、空振りばかり。今日は、予期せぬ出会いであった。芽吹いたばかりの新芽を2羽のベニマシコ♂が一心に啄んでいる。ベニマシコ♀も飛んできた。柔らかい日差しの中で嬉しく心弾むひとときであった。

2011/2/20 カラフトムシクイ

カラフトムシクイ

カラフトムシクイに初めて出会ったのは、2008年1月の終わりごろだったと思う。ムシクイ類は、概して動きが速く、観察が、なかなか難しい。都内の公園に現れたその鳥に会いたくて、早起きして出掛けたのだが、カラフトムシクイは、動きが速いだけでなく、行動範囲がすこぶる広い。自分の力だけで探すのは、無理に等しい。

そのカラフトムシクイを観察する機会が、また巡ってきた。折しもBIRDER3月号が手元に届き、「ムシクイ類パーフェクトバイブル」となっている。折角の機会なので出掛けてみると、動きの速さに変わりはなく、頭央線も腰の黄白色も写ってはいるのだが、寸断するように桜の小枝が邪魔をしている。そのような情けない画像を量産し、どうしたものかと思ったが、出会いの記念にアップすることにした。

2011/2/19 カワラヒワ

カワラヒワ

昨日、かなり風が吹きまくり、これでは、鳥見は難しいと断念したので、今日は、少しの時間、田んぼを回ってみた。田んぼには、もう水が入っているところが、いくつかあり、まだまだ先のことと思うが、シギ・チの飛来が楽しみになってきた。

田んぼでは、カワラヒワの群れをたくさん見かけた。群れで田んぼに降り、また、群れで飛び立つ。カワラヒワの飛翔は、なかなか美しい。群飛を撮影したいと思ったが、ぼやぼやの写真ばかりになってしまった。次回の楽しみにして、枯れ草を啄むカワラヒワをゆっくり撮影した。

2011/2/18 キガシラシトド

キガシラシトド

かなり珍しい鳥が大阪府堺市の大泉緑地に姿を見せたということを耳にしたのは、2006年の終わりごろだったように思う。その名は、キガシラシトド。何とか一目会いたいと願いながら、とうとう実現しなかった。

そのキガシラシトドを観察する機会が、思いがけず巡ってきた。まだ見ぬ鳥に会いに行くとき、図鑑を何冊か調べ、その鳥のイメージを頭に入れて行く。しかし、現実は、自分のイメージと違っていることがある。今回、キガシラシトドの地鳴きを教えてくださった方があり、その声をたよりにキガシラシトドのいる方角を見極めるという大変貴重な経験をすることが出来た。初めてキガシラシトドに出会った日の鮮烈な思い出である。

2011/2/17 ヤマガラ

ヤマガラ

今日は、曇り空で風もあり、鳥見は、お休みと思っていたのだが、午後から、日差しが出てきたので、近くの公園に出掛けることにした。かなりゆっくり家を出たので、あっという間に、夕暮れの時間が迫ってくる。少し急ぎ足で公園内を歩いてみると、最初にエナガの群れが現れ楽しませてくれた。

水場の近くまで行くと、♪ニーニーニーとヤマガラの声が聞こえてきた。シジュウカラも元気良く飛び回り、アオジもたくさん姿を見かけた。メジロも群れで姿を見せてくれ、しばし小鳥たちの集いといった雰囲気を味わうことが出来た。何より嬉しかったのは、愛嬌のある顔立ちのヤマガラをゆっくり観察出来たことである。ほんのひとときであったが、ヤマガラの水浴びも見ることが出来た。

夕方の公園。思いがけず、たくさんの鳥たちに出会え心満ち足りた時間を過ごすことが出来た。

2011/2/16 ジョウビタキ

ジョウビタキ

春の気配。まさしく今日のお天気は、春の兆しを感じさせるものであった。川沿いを歩くとアオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、ジョウビタキなどが所々で姿を見せてくれ、楽しませてくれた。一番愛想が良かったのが、ジョウビタキのお嬢さん。しばらく同じ所にとまって、じっとしているので、まるでモデルのようであった。風もなく、川沿いを歩いただけで、軽く汗ばむ。春は、手の届きそうなところまで来ているようだ。

2011/2/15 ギンムクドリ

ギンムクドリ

「ギンムクドリ」に初めて出会ったのは、2005年4月1日、千葉市の昭和の森である。鳥に関心を持つようになって、2年目の春であった。それが、珍しい鳥らしいという程度の認識であったから、それほど熱心に撮影したわけではない。それでも、その日の出会いの瞬間は、今でも鮮やかに思い出すことが出来る。

そのギンムクドリであるが、石垣島や与那国島を訪れたにも関わらず、その時には、出会いのチャンスは、与えれなかった。2月に入って、ギンムクドリが比較的近くに飛来しているとのニュースが聞こえてきた。しばらくすると今度は、撮影もしやすいとのこと。それではと出掛けてみることにした。

今日は、2回目。昨夜からの雪と一緒にギンムクドリを撮影したかったからである。雪は慣れていない様子で、とても歩きにくそうにしていたが、何とか雪景色の中のギンムクドリを撮影することが出来た。今日の出会いに感謝。

2011/2/14 タゲリ

タゲリ

「冬の貴婦人」とも言われるタゲリ。飛来当初は、かなりの群れで観察出来るのだが、寒さが増してくると、その群れも分散していくようである。10数羽の群れで採餌している姿を見ることもあれば、たった1羽で、ポツンと田んぼにいる姿を見かけることもある。

先日、タゲリが2羽で、舞い上がっては、着地するという行動を繰り返していた。このような光景を今まで一度も見たことがなかったので、新鮮な思いで、しばし、タゲリ2羽の姿を眺めていた。あれは、もしかしてディスプレイなのだろうか。何とも優雅なタゲリの舞いであった。(2011・2・5撮影)

2011/2/13 エナガ

エナガ

気持ち良く晴れ渡った青空。凛とした寒さを感じさせる。吹く風は、冷たく、マフラーと手袋で何とか暖をとる。その寒さの中、久しぶりに公園を訪れてみると、サザンカに蜜を吸いにやってくるメジロの姿が見えた。サザンカの花に足をかけている姿は、まるでアクロバットのようだ。

しばらくすると今度は、エナガが2羽サクラの木に飛んできて、忙しく動き回る。2羽がつかず離れずの距離なので、2羽を何とか写真に収めようと思うが、なかなか思うような構図では、撮れない。でも久しぶりにエナガに翻弄されて、快い疲れ。如月の公園では、シロハラ、シジュウカラ、ツグミも大活躍であった。

2011/2/12 アカハシハジロ

アカハシハジロ

アカハシハジロ。名前は、何度も耳にしたことがあったが、思いがけず出会いの機会が巡ってきた。以前、動物園で見たのは、アカハシハジロの♂。赤橙色の頭と赤い嘴、黒い胸が印象的だった。琵琶湖には、毎年、アカハシハジロの♂が飛来しているという。

出会いの機会が巡ってきたのは、アカハシハジロの♀である。比較的、湖岸近くまで寄って来てくれたので、ゆっくり観察することが出来た。嘴の先端が赤くて、顔立ちも可愛らしく、何ともチャーミング。潜水が得意で、何度も何度も潜水を繰り返していた。その潜水の瞬間を何とか撮影しようと試みたが、何とか嘴が写っているのは、1枚だけ。なかなかタイミングが難しい。今度は、アカハシハジロの♂に会いたいものである。

2011/2/11 オジロビタキ

オジロビタキ

河原を吹く風に春の気配を感じた日、オジロビタキに出会った。「オジロビタキ」漢字では「尾白鶲」と書く。尾をピーンと立てたときのオジロビタキを撮りたいと思うが、なかなか思うような角度では、撮らせてくれない。出来れば、その尾の白さがわかるようにと思う。

河原で出会ったオジロビタキは、元気いっぱい辺りを飛び回り、右に左にと振り回される。新芽がわずかに見える木にも、ほんの一瞬とまったのだが、あっという間に、飛び去って、また葦原を飛び回る。オジロビタキの表情が可愛くて、なかなかその場を去り難い。

2011/2/10 ベニマシコ

ベニマシコ

昨日、雨あがりに、川に沿って歩いてみた。川面は、冬の日差しを浴びてきらきらと輝き、背の高い枯れ草の間からは、小鳥の声が聞こえてくる。早いもので2月も、もう半ば。春の足音が聞こえてきても不思議はない。その小鳥の声は、アオジ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ、そしてベニマシコだった。

♪フィッフィッフィッ。ベニマシコの声が、だんだん近づいてくる。ほどなく枯れ草のところに2羽のベニマシコ♀の姿が現れた。かなり近い距離だったが、一向にこちらを気にする様子もなく、採餌に夢中であった。思いがけないベニマシコとの出会い。ほんのひとときだったけれど、春の風が、頬を撫でていったような嬉しい気分に浸ることが出来た。

2011/2/9 チョウゲンボウ

チョウゲンボウ

冬枯れの田んぼにも、少しずつ、春の兆しが見えてきた。昨日、辺り一面、渋い枯れ草色の世界をゆっくり歩いてみた。茶系の色合いの濃淡ばかりと思っていたが、足元を見てびっくり。ピンクの小さな花がびっしり咲いている。ホトケノザの群落とも言えるものであった。農道に沿って、その花は、ひっそり慎ましく咲き、優しく微笑みかけている。思いがけない嬉しい発見であった。

そして、その田んぼを颯爽と飛んで行くのは、いつも良く見かけるチョウゲンボウ。チョウゲンボウが、春の風を運んできてくれる日も近いようだ。

2011/2/8 ホオジロ

ホオジロ

雲が厚くどんよりしたお天気。どこへ行こうか迷った末、今日も田んぼへ向かった。暗い空模様の日には、広々とした田んぼが、一番撮影しやすいように思う。

最初の出会いは、枯れ木にとまった3羽のホオジロ。しかし、空抜け枝かぶりで思うような写真は、撮らせてもらえない。続いて枯れ草にとまったカシラダカ。これは、ちょっと距離があって、かなり厳しい。ヒバリ、ツグミ、カワラヒワには、たくさん出会った。ポールにとまったチョウゲンボウは、澄まし顔。

最後に、田んぼを、もう一回り。シジュウカラの元気な声が聞こえてきた。すぐ近くに優しい顔のホオジロ。やっと何とか撮影出来た。今日の一枚は、これで決まり!

2011/2/7 シロハラ

シロハラ

風はあるものの、柔らかく暖かな日差しが降り注ぐ中、今日も田んぼを一回り。田んぼで出会ったのは、カワラヒワの群れ。タヒバリ、ヒバリ、キジ、チョウゲンボウといった顔触れ。

田んぼの帰りに、久しぶりに公園に寄ってみた。シジュウカラが元気良く囀り、コゲラが、ギィーと鳴いている。暗い林の中に1羽の鳥が飛んだ。シロハラだった。今シーズン、シロハラには、何回か出会っているが、いつも地面に降りているところばかり。今朝は、木にとまったところを何とか撮影出来た。静かな公園で、ほんのひととき。嬉しい出会いだった。

2011/2/6 ノスリ

ノスリ

冬枯れの田んぼは、一見、とても殺風景である。乾ききった土くれ。ところどころに黒々と野焼きした後。枯れ草も今の時期は、わずかである。ちょっと侘しい冬枯れの田んぼを回ってみると、もうヒバリのさえずりが聞こえてくる。立春を過ぎ、田んぼも冬から春へと少しずつ変わっていくのだろうか。

一見、侘しく殺風景な田んぼで、出会う機会が比較的多いのが、チョウゲンボウ。ノスリにも時々出会う。なかなか良いところに、とまってはくれないが、優しい顔立ちのノスリに出会えた日は、冬枯れの田んぼが、華やいで見える。

2011/2/5 サバクヒタキ

サバクヒタキ

「サバクヒタキ」名前は、聞いたことがあったが、図鑑で見る以外に出会う機会は、今までなかった。その鳥が、いつも良く出掛けるフィールドに姿を見せてくれた。なかなか出会うことが出来ない鳥とあって、一時、フィールドは、賑わった。結構、愛想の良い鳥で、多分、春先まで滞在してくれると思っていたのだが、2月に入り、姿を見せなくなったという。田んぼの季節が始まる前に、気を利かせて渡去したものであろうか。今一度会いたかったのだが、何とも心残りである。

2011/2/4 オオジュリン

オオジュリン

例年、冬枯れの田んぼ巡りをすると出会う機会の多いのが、オオジュリンである。昨シーズン、どれほど多くのオオジュリンに出会ったことだろう。しかし、今シーズン、オオジュリンの姿を見かける機会が、なかなか巡ってこない。地味で目立たない鳥だが、冬の田んぼや葦原で出会うのを楽しみにしている鳥なのである。

そのオオジュリンにようやく出会った。それにしても結構、動きが速くて、なかなか思うような位置では、撮影させてくれない。春の足音が、聞こえてくるまで、ゆっくり滞在して欲しいものである。

2011/2/3 メジロ

メジロ

真冬の凛とした寒さを感じさせてくれるのは、澄み切った青空。その青空に咲き始めた白梅が映えて美しい。先日、訪れた梅林では、ロウバイがちょうど見ごろ。紅梅もほどよく咲き、白梅は、開花を待ちわびている感があった。

久しぶりに訪れた近くの公園。白梅が、ちょうど見ごろであった。その白梅にメジロが2羽やってきて、一心に梅の花の蜜を吸っていた。梅は、小枝が多い。その小枝を縫うようにメジロが、ちょこちょこと動く。その動きの可愛いこと。逆立ちになって蜜を吸ったり、ちょっと空を仰ぐ仕草をしたりしている。

「梅にメジロ」ありふれた題材だが、楽しくもあり、難しくもありと言えそうだ。

2011/2/2 ヤマシギ

ヤマシギ

ヤマシギは、夜行性の鳥である。主に林や山地に生息しているので、ヤマシギと呼ばれているという。暗いところを好むので、なかなか目につかず、出会う機会が少ない。以前、奄美大島を訪れたときナイトウオッチングでアマミヤマシギを観察したことがある。

私が初めてヤマシギを見たのは、2005年の大晦日である。ヤマシギが、昼間でも見られるという公園で、地元のご親切な方に案内していただき、600mmのレンズもお借りして撮影した懐かしい思い出の鳥である。

そのヤマシギに思いがけず出会う機会が巡ってきた。かなり暗いところなのだが、ちょうど午後の日差しが、その湿地に差し込んで、苦労なく撮影出来た。嬉しく懐かしい出会いであった。

2011/2/1 ベニマシコ

ベニマシコ 冬の寒さが訪れると出会いを楽しみにしている鳥のひとつが、ベニマシコ。♪フィッフィッ♪フィッフィッ。葦原の近くから、聞こえてくるその声を、いつも心待ちにしている。

昨シーズンは、出会いの機会が比較的多かったのだが、今シーズンは、ベニマシコになかなか出会えない。手足が痛くなるほどの寒い朝、枯れた草むらの中から、あの懐かしい♪フィッフィッ♪フィッフィッの声が聞こえてきたときは、嬉しかった。そして、ベニマシコのあの赤い色が見え隠れしているのを確認出来たとき、真冬の寒さを忘れていた。

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