タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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2012/2/12 如月の葦原

頬を撫でる風は冷たいが、降り注ぐ光には、春の兆しを感じる。如月も、もう半ばを迎えた。「きさらぎ」という名前の由来には、諸説あるが、草木の芽が張り出す月なので「草木張月(くさきはりづき)」という説が、私には、一番理解しやすい。

昨日、久しぶりに訪れた葦原。時折、小鳥が飛ぶが、枯れ草の中に潜り込んでしまい、なかなか姿を確認することが出来ない。前回、訪れたときには、ホオアカ、セッカ、オオジュリンを見ることが出来たのだが、今回は、なかなか難しい。もう、そろそろ引き上げようと思った時に、目の前の枯れ草にとまった鳥がいた。カシラダカだ!今シーズン田んぼ回りをしても葦原を訪れても一度も機会のなかった鳥、カシラダカ。今シーズンの冬鳥の少なさは、鳥との出会いを新鮮なものに変え、感動を教えてくれたようだ。

九羽の白鳥