タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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2012/8/31 タカブシギ

タカブシギの画像

いつの間にか夕暮れが早くなってきた。日が落ちると虫の声が、あちこちから聞こえてくる。暑い暑い夏から、いつしか秋の気配を感じる季節になってきている。

コンバインが入った田んぼでは、アマサギやチュウサギの姿がたくさん見られる。それは、幼子が小走りに親の後を追って行くような光景で何とも微笑ましい。蓮田も収穫が順調に進んでいるようだ。今日は、蓮田でタカブシギに出会った。タカブシギの羽の模様は、実に綺麗だといつも思う。

2012/8/30 ヒバリシギ

ヒバリシギの画像

暑い暑いと過ごしてきた8月も残すところ後1日となった。かなりゆっくり家を出て今日も田んぼを回ってみた。あちこちの田んぼにコンバインが入り、収穫が順調に進んでいく。刈り入れの済んだ田んぼに、たくさんのチュウサギ、アマサギが群れている。収穫の済んだ田んぼの上をツバメが颯爽と群れ飛ぶ姿もなかなか美しい。

水がかすかに残った休耕田にコチドリの姿が見えた。ヒバリシギもいる。良く良く見ると何と3羽もいる。シギとの出会いが少ない昨今、何とも嬉しい出会いであった。

2012/8/29 チュウジシギ

チュウジシギの画像

いよいよ八月も残り少なくなってきた。それでも、なお暑さは相変わらずである。夏の初めのころ、ほとんど聞くことが出来なかった蝉の声が、今は、やかましいほどに鳴り響いている。蝉が地上に出てからの命は、本当に短いのだから精一杯鳴いているのだろう。

いつものように田んぼ巡りをしているとき畦道にジシギの姿を見かけた。車で通りかかり気がついてバックしたのだが、そのジシギは、こちらには気もとめず熱心に採餌していた。全体が黒っぽいというのが第一印象だった。チュウジシギ。今シーズン初めての出会いであった。

2012/8/28 ミサゴ

ミサゴの画像

暑い8月も残すところ後わずかとなった。夏休みも終わりに近づいて子供たちは、宿題に追われているだろうか。子供の頃、♪オーシーツクツク♪オーシーツクツクと鳴くツクツクボウシの声を聞くと「宿題が終わったの?」とせかされているような気分になったものだった。

先日、海岸沿いを探鳥する機会があり、久しぶりにたくさんのシギ・チの姿を見ることが出来た。距離があり、写真は、今一つであったが、田んぼ巡りをしても、なかなか出会えないシギたちに出会えて心が弾んだ。しかし、そのシギたちが一斉に飛び立った。ミサゴだ!誰かの声に空を仰ぐとゆっくりとミサゴが真夏の空を飛んでくる。ミサゴは、シギたちには、見向きもしないで飛び去った。

2012/8/27 ツバメ

ツバメの画像

暑い暑いと言いながら、今日も田んぼを回ってみた。稲穂がたわわに実り、一面に黄金色に輝いている景色は、実に爽やかで美しい。その上をトンボがたくさん飛んでいる。コンバインが入り、収穫真っ最中のところも、すでに収穫が済んだところもある。

田んぼの上を颯爽と飛んでいるのは、ツバメ。何とかカメラに収めようと悪戦苦闘。ほんの一瞬で良いからとまってくれないかしらと思うけれど、風を切るように飛びまわる。ツバメのように元気に飛び回りたいものである。

2012/8/26 ホオジロ

ホオジロの画像

青い空に、ふわふわの真っ白な雲が浮かんでいる。今日の雲は、大きな鳥が羽を広げてゆったりと飛んでいるような形である。雲は、色々な形になって夢を作ってくれる。青い空を眺めて、メルヘンの世界を思い描く。

田んぼ巡りをしても、なかなかシギ・チに出会えない。そのようなとき、ホオジロに出会った。♪チョッピッ チチュ チュチュリィー♪ぎらぎら真夏の太陽が照りつける草むらから涼やかな声が聞こえてくる。ほんのひととき、暑さを忘れさせてくれるホオジロとの出会いであった。

2012/8/25 ミユビシギ

ミユビシギの画像

処暑を過ぎてもなお、暑さは、一向に衰えを見せない。♪オーシーツクツク♪オーシーツクツクと鳴く蝉の声には、一層暑さを感じている。

その暑さの中、海岸沿いのシギたちの観察に出掛けた。ずっと気になっていた干潟の鳥たち。案内してくださる方があり、3か所のポイントを回ることが出来た。最初のポイントで出会ったのが、ミユビシギ。寄せてくる波に合わせて急ぎ足で動き回る姿が何とも愛おしい。ミユビシギの群れは、見ていて飽きることがない。

2012/8/24 コチドリ

コチドリの画像

暑い。暑い。と言いながら、それでも田んぼ巡りを続けている。鳥の少ない時期だから、あまり多くは期待しないのだが、それでもエリマキシギやオグロシギ、ウズラシギなど、もしかしたら今日は出会えるかもしれないとの思いで田んぼを回っている。

ムナグロとコチドリに出会う機会は、一番多いかもしれない。コチドリは、いつでも撮影出来ると思っていたが、一度、全く姿を見かけなくなったことがあり、少々あせってしまった。動きのある場面を何とかと思っているのだが、なかなか難しい。

2012/8/23 ケリ

ケリの画像

ベランダにいくつか置いてあるプランター。そのひとつに台所で芽を出しかけたサトイモを植えた。それが元気に育って緑の葉を大きく伸ばし夏の暑さを忘れさせてくれている。そこに1羽のスズメがやってきて、しばらく遊んでいく。何が気に入ったのか時折訪ねて来てくれる。

先日、田んぼでケリに出会った。田んぼを車で通りかかったとき♪ケリリと鳴いて2羽のケリが飛び立った。ケリは、飛翔姿が美しい。その姿を眺めていると案外近くに降り立った。冬に会うことの多かったケリ。暑さの中で出会うと新鮮であった。

2012/8/22 キリアイ

キリアイの画像

暑い暑いとは言え、辺りの景色が、ほんの少しずつ変わって来ている。夏色から初秋を感じさせてくれる色へ。たとえば一面に広がる稲田が黄金色になり、すでに刈り取りが済んだ田んぼは、切り株が見え、「ああ、もうこんな季節になったのかなあ。」と思う。

そして今日は、嬉しいことに秋を感じさせてくれる鳥との出会いがあった。休耕田で出会ったキリアイである。この鳥を見ると季節の移ろいを実感する。

2012/8/21 セッカ

セッカの画像

田んぼ巡りで嬉しいのは、何と言っても思いがけない出会いである。それは、予期せぬ出会いだからこそ嬉しさが増す。♪ヒッヒッヒッ ♪チャチャ チャチャどこまでも続く稲田の上空を鳴きながら飛んでいるのは、セッカ。セッカは、可愛らしくて大好きな鳥のひとつだが、なかなか思ったところには、とまってくれない。この日、思いがけず目の前のすっきりしたところにとまって愛らしい姿を披露してくれた。このような出会いがあると、田んぼへの足取りが一層軽くなる。

2012/8/20 タマシギ

タマシギの画像

相変わらず暑さが続いている。空は、すっきり晴れ渡り雲ひとつない。青空は、眺めていれば気分が良いのだが、写真を撮るのは、なかなか難しい。それでも私は、田んぼ巡りをする。今の時期、期待するのは、シギ・チなのだが、何度も触れるように本当に少ない。コチドリ、ムナグロに出会えれば上出来と言った状況である。

田んぼで嬉しいのは、時折、思いがけない出会いがあることだ。キジの雛に出会ったり、セッカの巣立ち雛を見かけたこともある。タマシギとの出会いも胸弾む思いがする。それが草かぶりであっても、あの独特の目には、不思議な魅力がある。

2012/8/19 タカブシギ

タカブシギの画像

空は晴れ渡り、真夏の太陽が照り輝いている。白い雲がムクムクと湧き上がり、青空にアクセントを添えている。シギ・チを求めてあちこちの田んぼを回っているが、見渡す限り稲田が広がり、どこか遠いところへ来たような錯覚を覚える。見事な穀倉地帯。数年前に見た田んぼの光景とは、ずいぶん様変わりしている。

水の入った休耕田が少ないこともあるが、今シーズンは、どうもシギたちの飛来自体少ないのではないかと心配している。それでも今日は、嬉しいことに蓮田で採餌する20数羽のタカブシギを見ることが出来た。その中に1羽のコアオアシシギがいたのだが、急に飛び立って戻ってくることはなかった。これから幼鳥が入ってくることに大いに期待したいところである。

2012/8/18 トウネン

トウネンの画像

この夏は、蝉の声を聞くことが少なかったが、ここにきてずいぶん賑やかになってきた。♪ミンミンミーン♪と鳴くミンミンゼミ♪ジィージィージィーと鳴くアブラゼミ。♪オーシーツクツク♪オーシーツクツクと鳴くツクツクボウシ。この声を聞くと夏の終わりを実感する。そして夕暮れ近くなると♪カナカナカナ♪と物悲しげなヒグラシの声が聞こえてくる。

今シーズンは、田んぼで出会うシギたちの姿が少なく暑さも加わって体に力が入らない。そのような中でトウネンとの出会いは嬉しかった。こんなに小さな体が、長い旅路をようこそと思う。常に危険と隣り合わせの長い長い旅路。無事に目的地に辿り着けるよう心から祈っている。

2012/8/17 クサシギ

クサシギの画像

今日の暑さは、格別。これこそ残暑というものだろう。お盆が終わって夏が遠ざかって行くと思っていたが、いやはや風通しの良い部屋にいても汗が噴き出してくる。田んぼも気になるが、今日は、見合わせた。

先日、蓮田でクサシギに出会った。クサシギは、通年で見られるはずなのだが、案外、出会いの機会が少ない。シギ・チに関心を持つようになるまでは、クサシギとタカブシギの区別がつかなかった。見慣れてくれば、簡単なことなのだが、これがわからなかった。シギ・チは、識別が出来るようになると楽しさが増すような気がする。

2012/8/16 ヒバリシギ

ヒバリシギの画像

空を仰ぐと夏色の大きな空が広がり、白い雲がムクムクと湧いて子供の頃の夏休みを思い起こさせてくれる。暑いさなか、麦わら帽子をかぶって蝉とりをした日の懐かしい思い出。「まつばぼたんの咲くころは、いつもお日照り夏休み」子供の頃、良く口ずさんだ詩の一節である。

今シーズン、田んぼは、非常に低調である。干潟には、暑くて、なかなか足が向かないのだが、こちらもやはりシギたちの姿が少ないという。そのような中で、先日、出会ったのがヒバリシギである。距離があり、草がかかっていて識別に悩んだが、どうやらヒバリシギのようだ。これからエリマキシギやウズラシギなどにも期待したいところである。

2012/8/15 ツバメチドリ

ツバメチドリの画像

空を見上げると雲が流れて行く。夏らしさを感じさせる空の色とモクモク湧いてくる夏の雲。♪ミンミンミーンと鳴く蝉の声も心なしか寂しげだ。明日でお盆も終わり。いつもお盆を過ぎると夏が急速に遠ざかって行くような気がする。

今日も田んぼを回ってみた。相変わらずシギたちの姿の何と少ないこと。1枚の田んぼにアオアシシギ、コアオアシシギ、キアシシギ、タカブシギ、クサシギ、ムナグロ、コチドリが集まっているところがあるが、鳥たちが遠すぎて観察もなかなか難しい。それでも今日はツバメチドリをかなり近くで観察出来た。嬉しい出会いであった。

2012/8/14 オナガ

オナガの画像

ひと頃の暑さも峠を越したようで、暑いとは言っても、ずいぶん過ごしやすくなってきている。今日も田んぼを回ってみた。緑の絨毯だった田んぼが、いつしか黄色味がかった田んぼになり、稲穂がずっしり重くなってきている。驚いたことに、もう収穫の済んだ田んぼもあった。水の入った休耕田もポツポツ見受けられるのだが、シギたちの姿をほとんど見かけない。

数日前、散歩道でオナガに出会った。オナガは、私の住む町の「市の鳥」なのだが、出会う機会が案外少ない。あの声は、好きにはなれないが、容姿は、なかなか美しい。この日、親子のオナガに出会えたのは、ラッキーだった。

2012/8/13 ショウドウツバメ

ショウドウツバメの画像

夕風に乗って♪カナカナカナ♪とヒグラシの声が、寂しげに聞こえてくる。暑い。暑い。と言いながら、今日は、もう迎え盆。虫の声も聞かれる季節になってきた。

私は、好んで田んぼ巡りをするが、四季折々の伸びやかな田園風景が心落ち着かせてくれるからである。とりわけ春の渡り、秋の渡りの頃出会うシギたちには、関心があり、その出会いに胸弾む思いをするのである。ところが今シーズン、シギたちの飛来の何と少ないこと。そのような中で出会ったショウドウツバメの群れは、嬉しかった。季節の移ろいを感じさせてくれる鳥だからである。

2012/8/12 コアオアシシギ

コアオアシシギの画像

朝は、曇りがちのお天気だったが、午後から青空が広がり、夏の雲が、ぷっかり浮かんでいる。また、暑い日差しが戻ってきた。蝉が♪ミンミンミーン♪と鳴き、時折、心地良い風が吹きわたる。

今日も田んぼを回ってみた。シギ・チの姿は、本当に少ないのだが、それでも上空を飛ぶムナグロの群れを見るとほっとする。いったん姿が見えなくなったコチドリが、また数を増し、♪ピィ ピィと鳴く声が、田んぼに響き渡る。嬉しいことに、今日は、コアオアシシギを、近くで観察出来た。コアオアシシギは、そのシーズンごとに会いたい鳥のひとつである。

2012/8/11 キアシシギ

キアシシギの画像

ここのところ涼しい日が続いているが、今日は、少し湿度があるようだ。夕方近くなって空がかなり暗くなってきた。天気が崩れる前触れだろうか。

春の渡りのときも鳥が少ないとの声があちこちで聞かれたが、秋の渡りが始まった今も田んぼで出会うシギたちの何と少ないことだろう。例年なら見られているエリマキシギ、ヒバリシギ、ウズラシギなどまだ見かけない。出会ったのは、アオアシシギ、コアオアシシギ、タカブシギ、ムナグロ、アカエリヒレアシシギ、ツバメチドリ、コチドリ、トウネン、オジロトウネンそしてキアシシギくらいだ。今まであまりレンズを向けることのなかったキアシシギに熱心にレンズを向けることになる。

稲刈りの済んだ頃には、オグロシギの群れなど入ってくるだろうか。

2012/8/10 タカブシギ

タカブシギの画像

ここのところ、思いがけず涼しい日が続いたが、今日は、少し汗ばむ陽気。「涼しくて助かりますね。」街中を歩くと、そのような会話が、あちこちで聞かれた。不思議なもので涼しくて過ごしやすい日は、何とも心細い。むしろ暑くて汗がぽたぽた落ちる日の方が、真夏を実感して力が湧いてくるような気がする。

今日の田んぼでは、タカブシギに出会った。今シーズン、何回か出会っているのだが、いつも距離があったり、逆光だったり、条件が悪く、なかなか撮影出来なかった。タカブシギは、通年で見られるのだが、やはり春の渡り、秋の渡りの時期に出会うと新鮮で嬉しさが増す。

2012/8/9 オジロトウネン

オジロトウネンの画像

♪カナカナカナ♪夕暮れが迫る頃、近くの竹林の方角からヒグラシの声が聞こえてくる。日中、聞こえてくるのは、ミンミンゼミ。♪ミーンミンミン♪暑さの中で聞く蝉の声は、殊更暑く聞こえるものだが、夕暮れ時のヒグラシの声は、何とも物悲しい。

田んぼのシギ・チが気になる季節になったが、水の入った休耕田が少なく、鳥たちの姿を見かける機会も自ずと少なくなってくる。そのような中で、嬉しいことにトウネンとオジロトウネンに出会った。トウネンは、私の大好きな鳥である。トウネンを観察していると、すぐ目の前に飛んできたのがオジロトウネンだった。田んぼに活気が出るのは、これからだろうか。

2012/8/8 カワラヒワ

カワラヒワの画像

連日、暑い日が続いていたので、今日の涼しさは、ことのほか嬉しい。青空が広がり、真夏の太陽が輝いているが、8月とは、思えない涼しさで、ちょっと戸惑う。高原は、きっと真夏でも、今日のような涼しさなのだろう。

田んぼは、早くも稲穂がずっしりとして、頭を垂れているところがある。一早くそれを見つけたスズメが、群れで集まっているところやカワラヒワが米の出来具合を確かめるべく様子を見に来ているところもある。二番穂の頃には、良く見かけるカワラヒワだが、新米の頃には、ほとんど見かけることがなかった。今年の新米、味はどうだったのだろう。

2012/8/7 キジ

キジの画像

蝉しぐれ。なかなか蝉の声が聞かれなかったが、8月も半ば近くになって、ずいぶん蝉の声が聞こえてくるようになった。散歩道の公園では、しきりにニイニイゼミの声がする。蝉の抜け殻もあちこちに見受けられる。

昨日、田んぼでキジの幼鳥に出会った。不思議なことに、すぐ近くにキジの♀が2羽いて、幼鳥が4羽、飛び跳ねるように、♀キジのすぐそばを歩いていた。枯れ草にもぐってしまって幼鳥は、なかなかすっきり姿を見せてくれなかったが、目もとが、何とも愛らしかった。あの♀キジ2羽は、一体、どんな関係なのだろう。

2012/8/6 ゴイサギ

ゴイサギの画像

雨の予報であったが、田んぼの様子が気になり、出掛けることにした。田んぼは、稲穂が、かなりずっしりとして重みを増している。緑の田んぼが、日毎に黄色味を増し、スズメがワァーと群れているところもある。気になるシギ・チには、全く出会えず、空模様は、暗くなってくる。

今日は、空振り。そう思って帰りかけたとき、川の中に何やら鳥の姿。ホシゴイが5羽もいる。レンズを向けた途端、数羽が飛び立った。笹に隠れて見えなかったが、この川には、かなりの数のゴイサギがいるようだ。鳥の少ない時期に嬉しい出会いであった。

2012/8/5 ツバメチドリ

ツバメチドリの画像

日中は、かなりの暑さだが、夕方になって心地良い風が窓辺から入ってくる。♪ミーンミンミン♪蝉の声も数日前から聞こえ始めた。数は少ないが、やはり蝉の声は、夏の風物詩とも言える。窓辺から見える白い夾竹桃もエゴノキも夕風に吹かれ、何とも気持ち良さそうだ。

先日、田んぼでツバメチドリに出会った。今シーズンは、シギ・チの渡りが遅れているようで、例年見られるエリマキシギなど、まだ出会っていない。そのような中でツバメチドリとの出会いは、嬉しかった。真夏の空を颯爽と飛ぶその姿を見ると、元気と力が湧いて来る。

2012/8/4 ムナグロ

ムナグロの画像

♪カナカナカナ ♪カナカナカナカナ 夕暮れが迫る時刻に聞くヒグラシの声は、何とも物悲しい。日中の暑さを忘れさせてくれるような夕風が吹き、ヒグラシが鳴く。

田んぼでは、ムナグロを良く見かけるようになった。春の渡り、秋の渡りの代表選手とも言えるだろう。今シーズン見かけたシギは、アオアシシギ、キアシシギ、タカブシギ、クサシギ、イソシギくらいだろうか。ムナグロとコチドリは、群を抜いて数が多い。ムナグロの群れの中に何か入らないか探すのも、また楽しみである。

2012/8/3 コヨシキリ

コヨシキリの画像

今日も青空。真夏の太陽が、ぎらぎらと輝いている。ヒマワリは、その太陽に向かって元気に背を伸ばす。フヨウやアオイも見事な花をつけ、夏を満喫しているかのようだ。

暑さの中で、草原を歩いてみた。♪チリチリチリ ジュジュ ジュジュジュ ピピピ チュチュチュ♪元気な声が響き渡っている。辺りを見渡すと緑の葉の上で囀っているコヨシキリの姿が目に入った。それは、暑さを忘れさせてくれるひとこまだった。

2012/8/2 カイツブリ一家

カイツブリ一家の画像

8月の空は、からりと晴れて青々と広がり、真夏の太陽が照り輝いている。赤色と白色の夾竹桃が、暑い日差しに向かって元気に微笑んでいる。時折吹く風は、何とも気持ち良い。♪ミンミンミーン♪8月に入ってようやく蝉の声が聞こえるようになってきた。

昼下がり、川沿いを歩いてみる。カルガモが3羽、バサバサッと飛び立った。♪キュリリリリ♪カイツブリの声がする。葦の間から、カイツブリの親子が姿を見せた。雛が4羽。何とも微笑ましいカイツブリ一家である。嬉しい出会いに暑さを忘れるひとときだった。

2012/8/1 オオジシギ

オオジシギの画像

連日の猛暑も、ほんの少し和らいだようだ。わずかながら雨も降り、心地良い風も吹いた今日は、早いものでもう葉月。「葉月」の語源は、色々あるが、稲の穂が張る月「穂張り月」から「葉月」となったとする説が、ぴったりするような気がする。

今日も田んぼを回ってみたが、稲穂がかなりずっしりと実り、稲の穂が張るという風景を実感してきた。その稲田の近くでオオジシギに出会った。今日は、太陽が雲に隠れて光線も良く、その上、かなり近い。オオジシギは、北海道で何度か出会ったことはあるのだが、田んぼで出会うと印象を異にする。今日の出会いは、殊更、新鮮であった。

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