タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 台湾の鳥たち(その3) ]

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4日目の3/12、この日は、阿里山に向かった。途中、バスの車窓から見た雲海は、誠に美しく、深く心に残るものである。阿里山では、奮起湖、沼平公園付近での探鳥が主であった。

奮起湖と言うのは、決して湖のことではない。奮起湖は、東、西、北の三面に山があり、自然に囲まれた地形は、塵取りのような形であり、雲や霧に囲まれた湖のように見えたため、その名があるという。奮起湖は、森林の湖ということになるだろう。ここでは、地元の方のご好意で、ルリチョウを間近に見たり、カンムリチメドリ、ズアカチメドリ、コシジロムシクイなどが見られるポイントを教えて頂いた。日本に飛来すれば、大騒ぎになるカワビタキが、瓦の上に姿を見せたのも印象深い。

昼食後、沼平駅に向かった。ここでは、沼平公園付近の探鳥が主であり、出会った鳥は、数多い。ちょうど寒緋桜が見頃で、その花にカンムリチメドリとシマドリが集まり、花の宴の最中であった。北海道に何度も訪れた事があると言う台湾の方が、ズアカエナガ、アリサンヒタキ、ニイタカキクイタダキなど親切に教えてくださり、レンズを向けることが出来たのは、心に残る出来事である。