タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ハマシギ ]

2017/4/13 春の日差しの中で

この日、春の渡りには、まだ少し早かった三番瀬。ほぼ満潮に近い時間だったので、ハマシギが杭の上で休んでいる。実にたくさんのハマシギである。その声が遠くからでも聞こえて来る。それは、何とも活気にあふれ生命力を感じさせるものであった。

その中の数羽が、時折、飛んで、近くの砂地に降りている。少し歩いて順光側に回ってみると30羽ほどのハマシギが、一心に朝の食事の真っ最中。何とも和やかで、心安まる風景である。何度も何度も群れで飛んでは、また元に戻り、また飛び立つ。しばらくすると1羽も姿が見えなくなった。

潮が引き始めると、今度は、100羽以上のハマシギが、一カ所に集まり、おしゃべりしながら、食事を始めた。春の三番瀬は、実にのどかである。