タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タシギ ]

2017/9/11 初秋の田んぼ

蝉の鳴き声もだんだん少なくなり、稲田の収穫が進む頃、田んぼに姿を見せるタシギ。今季、最初に出会ったのは、8月の終わりである。9月に入って、田んぼに足を運ぶと、♪ジェッ♪という声を時折、聞いていたのだが、姿をしっかり見たのは、数日前のことである。

水がわずかに残っている収穫後の田んぼで、しばらくじっと休憩していたが、やがて動き出した。固そうな土のところを一生懸命、突いている。別の田んぼでは、20数羽のタシギの姿を観察したが、この田んぼでは、たった1羽であった。

オオジシギやチュウジシギに比べるとタシギは、眼が小さく、過眼線が太く、嘴は、長く見えるという。秋から冬に向かってタシギとの出会いは、多くなっていくことだろう。