タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ イスカ ]

2017/11/7 久しぶりの出会い

海岸に沿った松林にイスカの群れが入ったとの話を耳にしたのは、台風の後のことである。台風接近の折には、被害が出ないことを願うが、何か珍しい鳥との出会いも少なからず期待する。

風の強い日であったが、海岸沿いの松林を訪れてみると数分前までは、近くにイスカの群れがいたとの話。一足遅かったかとがっかりしたが、しばし待つことにし、付近を歩いてみる。逆光の位置に1羽のイスカの姿を発見。近くには、アトリの姿も見える。しばらくするとイスカが鳴きながら群れで飛んできた。しかし止まったところは、はるかかなたの枯れ木の中。ゴマ粒ほどであるが、シャッターを押す。

海岸付近を歩いて再び、もとの位置に戻ってみると、今度は、比較的近くの枯れ木にイスカがとまっている。イスカの交叉している嘴が分る程度の距離である。これが緑の松葉だったらと少々贅沢な願望もあったが、久しぶりにイスカに会えたことの感謝の一日であった。