タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ オオタカ ]

2017/11/18 晩秋の田んぼ

暑い夏の日の元では、青々とした大きな葉を広げていた蓮田だが、今では、ほとんど 収穫が進み、枯れた茎が、ところどころに見かけるだけの寂しい光景に変わってし まった。まだ、収穫の済んでいない蓮田の多くは、ネットが張り巡らされ、カモたち の姿を見ることもなく寂しい限りである。

それでも何か出会いはないかと淡い期待で蓮田を回っていると、後方から勢いよく飛 んで来て電柱にとまった鳥がいた。トビでもないしノスリでもないであろう。そう 思って前方の電柱を見上げるとオオタカがとまっている。トビやノスリと違ってオオ タカの目は、かなり鋭い。気迫に満ちている。蓮田を見渡していたが、どうやらお目 当てはいないようであった。短時間で引き上げてしまったので、その後は、どうなっ たか知るよしもない。