タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ミサゴ ]

2017/11/30 冬枯れの田んぼで

鳥との出会いの少ない晩秋の田んぼ。時折、スズメの群れや数羽のカワラヒワを見かけるが、あまりにも寂しい。それでも、何か出会いはないかと田んぼに脚を運ぶ。冬支度の田んぼは、あまりにも殺風景で、いっそう寂しさが押し寄せてくるのだが、何か出会いがあるとその感激は大きい。

この日は、思いがけずミサゴに出会った。沼のほとりでは、杭にとまったミサゴを見かけることが多いが、殺風景な田んぼに降りているミサゴを見たのは、今回で二度目である。前方に上部が白くて下の方が黒い塊が見えた。鳥だろうか?双眼鏡をのぞいて見るとミサゴである。思いがけない出会いで嬉しくなり、そっと近づいた。久しぶりの出会いにひととき胸が高鳴った。