タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 今季も会えた! ]

2018/1/17 トラツグミ Scaly Thrush

昨シーズン、ずいぶん長い間、ゆっくりと楽しませてくれたトラツグミ。今季も会いたいものだと何度か足を運んだが、その気配さえなかった。少しゆっくり出かけてみると、シロハラが、ガサゴソと枯れ葉を突いている。もしかするとトラツグミも出るに違いない。そう思って他を回ってから、もう一度、昨シーズンのポイントに戻ってみると、何か動く気配。保護色で、なかなか見つけにくいが、枯れ葉の中に居た!居た!紛れもなくトラツグミである。

レンズを向けていると、いつの間にか、たくさんのカメラマンが、周りに集まっている。やはりトラツグミは、人気者のようである。程よい距離があるからだろうか。トラツグミは、動じることもなく、熱心に食事を続けていた。今季も出会えたことに感謝である。

2018/1/16 ミヤコドリ Oystercatcher

ミヤコドリの画像

久しく足を向けることのなかった三番瀬。お声をかけて頂いて、重い腰をあげ真冬の三番瀬に向かった。ちょうど程よく潮が引いて、砂浜を歩くのも気持ちが良い。前方に見えるのは、富士山。良く晴れて、富士山が、一層美しい。手前には、ミヤコドリの姿が見える。人参のような橙色の綺麗な嘴が印象的だ。全部で何羽いるのだろうか。皆、一心に嘴を水中に突っ込んでいる。

少しずつ少しずつ、ミヤコドリに近づいて行く。後から後から、ミヤコドリが飛んで来るので、その数がどんどん増えて行く。しかし、風が出て来て、ミヤコドリは、あちら向き。あの魅力的な橙色の嘴が見えない。それでも、これだけまとまった数のミヤコドリに出会えたことは、嬉しい限りである。青い海原、雪をかぶった富士山、橙色の嘴が印象的なミヤコドリ。何とも贅沢なひとときであった。

2018/1/15 アオジ Black-faced Bunting

アオジの画像

今季、なかなか出会いの機会がなかった鳥のひとつが、アオジ。例年、あまりにあっさりと出会っていたので、今季は、どうしたのかと、かなり気をもんでいた。♪チッという声を聞くと、茂みの中を探すのだが、姿が見えない。シギ・チを探しに出かけた蓮田近くで、姿を見かけたものの、すぐに枯れ草の中に入り込んで、とうとう写真は撮れなかった。

沼のほとりを久しぶりに歩いてみると、♪チッという声がして、アオジが飛び立った。これまた、写真は無理かと諦めかけていると今度は、全身見えるところに姿を見せてくれた。アオジにこれほど振り回された年は、今までにないように思う。

2018/1/14 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

一番身近な鳥と言えば、スズメだろうか。私が良く出かける田んぼでは、群れで見かけることもしばしばである。ところが、住まいの近くでは、最近、スズメをあまり見かけなくなった。何とも寂しい限りである。

沼のほとりを歩いてみると、スズメには、実に良く出会う。親子で、水浴びに来ているシーンを見かけたこともある。先日、久しぶりに出かけた都心では、思いがけずスズメを数羽、目の前で見かけた。激しく車が行き交う大都会で、スズメが元気におしゃべりしている。それも手の届きそうな距離で。これほどスズメを愛おしいと思ったことは、今までにないような気がする。スズメたちも元気に生き延びて欲しいものである。

2018/1/13 ヨーロッパトウネン Little Stint

ヨーロッパトウネンの画像

越冬のシギ・チを求めて、何度か蓮田に足を運んでいる。今シーズン、ヨーロッパトウネンが、まとまった数で越冬していると聞いているのだが、なかなかすっきり観察出来る状態では、姿を見せてくれない。どうやらヨーロッパトウネンらしいと思っても、逆光だったり、距離がありすぎたりで、何とも自信がない。

曇りの日なら、どの角度からでも、観察しやすいのではないかと思い、曇りの日を選んで、現地に向かった。蓮田には、農作業の人が入り、鳥影が全くない。しばらくあちこち回って、ポイントの蓮田に行ってみると、なんとかなり近くにシギ・チがいる。足の長さ、全体の印象、その歩き方を見ていると、ヨーロッパトウネンで間違いないようだ。やっと出会えたヨーロッパトウネン。暖かくなる春先まで、是非、滞在して欲しいものである。

2018/1/12 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

冬の田んぼで、胸弾む出会いは、タゲリであろうか。メタリック・グリーンが美しく、太陽が当たると一層、その美しさを増す。今季、なかなか出会いの機会がなく、ヤキモキしていたが、一度出会うと二度、三度とずいぶんたくさんのタゲリに出会った。ある田んぼでは、30~50羽くらいの2グループの群れに遭遇し、その出会いを楽しむことが出来た。

今は、群れがばらけたようで、単独だったり、数羽だったりする。いずれ旅立つ前には、また、皆が集まって、一斉に目的地に向かうことだろう。冬の日差しが降り注ぐ田んぼで、また、タゲリに会いたいものである。

2018/1/11 コブハクチョウ Mute Swan

コブハクチョウの画像

手賀沼湖畔で馴染みの鳥は、コブハクチョウであろうか。私が、HP「九羽の白鳥」を始めたのも、コブハクチョウとの出会いが、きっかけである。久しぶりに沼のほとりを訪れてみると2羽のコブハクチョウが、ゆったり泳いでいる。1羽は、羽を膨らませ、晴れの衣装に身を包んだようで、実に美しい。これは、雄であろうか。雌にアピールするために羽を膨らませて美しく見せているのだろうか。その美しさには、惚れ惚れとして、しばらく見入ってしまった。

静かな静かな沼のほとり。優雅なコブハクチョウの姿は、白鳥の湖を思い起こさせるものがあった。コハクチョウやオオハクチョウのように大きな声で鳴くこともなく、英名のMute Swanの通り、静かに、ゆったり泳いでいる。

2018/1/10 セッカ Zitting Cisiticola

セッカの画像

繁殖期には、賑やかなさえずりで、すぐに居場所を知ることが出来るセッカだが、その時期を過ぎると、すっかり静かになってしまう。冬の日差しのなか、沼のほとりを歩いているとセッカの姿が目に入った。どうやら2羽いるらしい。辺りが枯れ草だらけで、セッカの小さい体が、その色に同化してしまい、いざ、レンズを向けようとするが、居場所が分からなくなってしまう。

何とか居場所が分かり、撮影開始。距離が少々あったので、こちらの気配に動じる様子もなく、ゆったりしている。真冬にセッカに出会うと、嬉しさがひとしおである。

2018/1/9 ハジロコチドリ Common Ringed Plover

ハジロコチドリの画像

2016年12月3日、馴染みの田んぼフィールドで、3羽のハジロコチドリに出会った。以前、干潟で出会ったことはあるが、田んぼでは、まだ一度も出会ったことがない。半信半疑で、詳しい方にお尋ねすると、ハジロコチドリで間違いないという。

そのハジロコチドリに、今季も会いたいものだと願っていた。師走の半ば頃に目撃情報があり、探していたのだが、昨シーズンと同じ場所で、1羽のハジロコチドリの姿を観察することが出来た。足の赤みが、昨シーズンより増して、ひときわ、綺麗になっているように見えた。暖かくなる頃まで、是非、滞在して欲しいものである。

2018/1/8 ベニマシコ Long-tailed Rosefinch

ベニマシコの画像

そのシーズンを迎えると会いたくなる鳥のナンバーワンとも言えるのが、ベニマシコである。今季、比較的早い時期に思いがけない場所で、真っ赤なベニマシコを見かけたのだが、草かぶりだったり、影が顔を横切ったりで、写真にはならなかった。

あまり期待せずに出かけた2カ所のフィールドで、♪フィッフィッ♪の声を聞いた時は、胸が弾んだ。枯れ草が辺りを覆い、ベニマシコの姿を探し出すのは、なかなか難しい。しかし、ひとたびあの赤くて可愛い姿が目に入ると、その動きを追って、何とかシャッターを切ることが出来た。ベニマシコに出会えた!それだけで、十分、満ち足りた一日であった。

2018/1/7 カラムクドリ White-shouldered Starling

カラムクドリの画像

干潟の一画にあるピラカンサの実を啄みに2羽のカラムクドリが姿を見せると言う。ポイントは、かなり狭いところと聞き、出かけるのをためらっていたが、お誘い頂いて、思い切って出かけることにした。かなり歩いてポイントに到着すると、すでに先着の方々でいっぱい。入り込むスペースは、かなり厳しい。

しばらくすると、カラムクドリが飛んで来たようだ。実際、枝かぶり、葉かぶりで、カラムクドリらしい姿が、ちらちら見えるだけである。かなり辛抱強く待って、何とか場所を確保。光線が強く、撮影は、かなり厳しい。それでも、何とかカラムクドリ2羽の姿を見ることが出来たのは、ラッキーであった。カラムクドリには、2005年12月、東京都で出会って以来であった。

2018/1/6 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

例年、越冬のシギ・チの代表格とも言えるオオハシシギ。秋の渡りで、数個体見られたものの、その後、ほとんど姿を見かけることがなかった。新年早々、田んぼ周りをしてみると、遠くに嘴の長いシギの姿が見える。明らかにタシギではないし、どうやらオオハシシギらしい。皆、熱心に食事中のため、あの独特の嘴がなかなか見られない。少し場所を移動してみると、オオハシシギとタシギ、ハマシギが、熱心に採餌中の様子が、良く見える。

オオハシシギは、12羽いるようだ。これから、もっと数が増えるかもしれない。今季も、これだけまとまった数のオオハシシギを確認出来、嬉しい限りである。夏羽になるまで、滞在して欲しいものである。

2018/1/5 アカハシハジロ Red-crested Pochard

アカハシハジロの画像

昨年、身近なフィールドである馴染みの公園の池にアカハシハジロの雄が飛来しているという情報を頂いた。今からでは、間に合わないという時間であったので、翌朝早く、現地に行ってみたのだが、すでにアカハシハジロの姿はなく、がっかりした思い出が記憶に新しい。

今回は、金網越しながらゆっくり見られるところにアカハシハジロが、飛来しているという。お誘いいただき、出かけてみるとアカハシハジロは、お休み中。しばらく待つと顔を上げて泳ぎ始めた。しかし、遠いなあと思っていると、いつの間にか、ぐんぐん、ぐんぐん近づいて、ファインダーいっぱいくらいにまでに近づいて、もうビックリ!辺りには、シャッター音が鳴り響いていた。近くで見ると綺麗さは、抜群。嬉しく心に残る出会いとなった。

2018/1/4 オシドリ Mandarin Duck

オシドリの画像

昨シーズン、ずいぶん長い間、楽しませてくれたオシドリ。今季、綺麗な雄には、出会っていたが、雌との出会いは、まだであった。あまり期待もせず出かけてみると嬉しいことにオシドリの雄と雌が、ゆったり泳いでいる。木々の間からレンズを向けるが、オシドリは、スイスイと思いのままに泳いでいるので、なかなか思うようにはならない。2羽で並んだところが撮りたいと思うのだが、木陰に入ってしまって、しばらく出て来ない。

楽しみながら、しばらく待つと、仲良しカップルらしい2羽の姿を何とか撮影することが出来た。オシドリに会えると、何か良いことが起こりそうな嬉しい予感がしてくる。今年の鳥見も期待出来るだろうか。

2018/1/3 アメリカウズラシギ Pectoral Sandpiper

アメリカウズラシギの画像

お天気は、今ひとつであったが、馴染みのフィールドである稲敷方面に向かったのは、昨年のクリスマス・イブのことである。今季、越冬のシギ・チは、あまり期待出来ないが、何か出会いはないかと蓮田を数カ所見て回ることにした。

最初の蓮田では、タシギが6~7羽、ゆったりモードで食事中。しばらくすると何かに驚いて一斉に枯れ草の茂みの中に隠れてしまった。次に回った蓮田は、ひっそりとしていて、時折、ハクセキレイが飛ぶのみ。蓮田をいくつか見ながら車を進めると1羽のシギの姿が見えた。タカブシギかもしれないと双眼鏡をのぞいてみると、なんとビックリ!アメリカウズラシギであった。

秋の渡りの時に出会いの機会を外してしまったので、アメリカウズラシギとの出会いは、ことのほか嬉しい。シギ・チとの出会いの少ない中で特に心に残る出会いとなった。

2018/1/2 ツルシギ Spotted Redshank

ツルシギの画像

私の一番身近なフィールドである手賀沼。その手賀沼にツルシギが飛来しているという情報をいただいた。すぐに出向いてみたが、ツルシギは、何かに驚いて飛び去ってしまったという。数日後、もう一度、出かけてみると、用水路沿いに鳥影が見える。久しぶりに見るツルシギである。秋の渡りでは、何度も出会いの機会のあったツルシギだが、寒さが本格的になった真冬にツルシギに出会ったことは、今まで一度もなかった。

飛ばれないように距離をあけて、そっと観察。第1回冬羽のようである。じっとして動く様子がなかったが、しばらくすると餌とりを始めた。小さな虫がいるようである。1羽だけで寂しくないのだろうか。多々良沼では、たくさんのツルシギが越冬しているという。今は、また、姿が見えなくなってしまったツルシギ。今頃、どこにいるのだろうか。

2018/1/1 コミミズク Short-eared Owl

コミミズクの画像

明けましておめでとうございます。

新しい年を迎え、静かに2017年を振り返ってみますと、色々な鳥たちとの出会いが思い出されます。特に心に残るのは、会いたい会いたいと願っていたアネハヅルを見た帰り道、立派な長い尾のヤマドリに出会ったことでしょうか。美しい羽と長い尾。あの姿が、今でも鮮やかに思い出されます。大好きなシギ・チとの出会いも忘れられません。一番身近なフィールドで、ツルシギに出会ったこと、クリスマス・イブにアメリカウズラシギに出会ったこと、夏羽の残るオグロシギをゆっくり観察出来たこと、ヨーロッパトウネンを間近に見ることが出来たことなど深く心に刻まれております。

今年も思い出に残る鳥たちとの出会いを願っております。皆様方のお力添えを頂きながら、ほのぼのとして雰囲気のHP「九羽の白鳥」の更新が続けられるよう努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。