思い出の鳥たち

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[初夏の北海道 その1]

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6月19日〜22日まで、大雪山を皮切りに幌延原生花園、サロベツ原生花園を経て天売島を訪れる機会に恵まれた。初夏の北海道を訪れるのは、今回が三度目。鳥に関心を持つ以前のことも含めれば、四度目である。北海道は、梅雨がないと良く言われるが、実際には、雨に会うこともあり、まずまずの天候で4日間過ごせたことに、まず感謝したいと思う。

初日に訪れた大雪山は、ずいぶん雪が残っていた。6月の大雪山を訪れるのは、今回が三度目。9月にも一度訪れたことがある。前回、訪れた時は、遠くのハイマツにいたギンザンマシコが、エゾノツガザクラを目がけて飛んできて、あまりにも近すぎて撮影困難であった。しかし、今回は、少々手強く、かなり時間が経ってから、まずまずの距離に姿を見せ、皆を楽しませてくれた。

翌20日は、宿泊先の白金温泉付近の探鳥をした後、幌延原生花園へと向かった。途中、神社でコムクドリを観察、湖では、クマゲラの食痕などを見て、目的地へと向かった。クマゲラは、長い間、出会いを夢見ている鳥であるが、また次の機会へと見送りとなった。

幌延原生花園では、ツメナガセキレイ、ノビタキ、アカエリカイツブリなどとの出会いを楽しんだ。ツメナガセキレイは、コバイケイソウにとまったり、アヤメを背景にあるいは、沼を背景に、そして灌木にとまったりと、ずいぶん愛想良く、その姿を楽しませてくれた。アカエリカイツブリを近くでゆっくり観察出来たことも嬉しかった。ノビタキの姿も多く、ヤマドリゼンマイの上を飛び回ったり、エゾカンゾウの近くに姿を見せたり思い出のページを膨らませてくれた。

九羽の白鳥