思い出の鳥たち

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[宮古島とりどり旅行記 その1]

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2010年7月12日〜15日まで珊瑚礁の島、宮古島を訪れる機会に恵まれた。今までに訪れたことのある与那国島、奄美大島、石垣島、沖縄本島では、味わうことのなかった感激は、何といっても海の青さである。その青さは、あまりに美しく衝撃的ですらあった。南西諸島の島々で見る海は、それぞれに美しい。しかし、宮古島で見る海の青は、何とも形容しがたく、深く心に残り、目にくっきり焼き付いている。

その海を背景に飛ぶエリグロアジサシ、ベニアジサシ。砂浜の白い砂も綺麗だった。岩礁で営巣しているエリグロアジサシ。灯台の見える岬では、一つの岩礁に6番のエリグロアジサシの姿を見ることが出来た。

リュウキュウアカショウビン、リュウキュウサンコウチョウとの出会いも嬉しかった。特にアカショウビンは、水がほとんどないような水場に現れ、目の前でゆっくりその姿を見せてくれた。たっぷり水のある水場では、アカショウビンもサンコウチョウも何度も何度も水浴びをして楽しませてくれた。

宮古島を訪れるにあたり、一番会いたかったリュウキュウコノハズク。美しい海でエリグロアジサシに出会った後、木々の生い茂った山林で、初日に出会った、あの日の感激は、忘れ難いものである。その上、滞在中に3個体も間近に観察することが出来た。

ズアカアオバト、カラスバト、ムラサキサギは、初めての出会いではなかったが、宮古島での思い出を一層深めてくれたように思う。ぎらぎらと照りつける太陽も、鳥たちとの出会いがあれば、気になることもない。南の島での思い出のアルバムは、ずっしりと重く膨らんでいく。

九羽の白鳥