鳥たちの広場

[初夏の富士山]

ルリビタキ メボソムシクイ ヒガラ
キクイタダキ ホシガラス ウソ
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グループの探鳥会で奥庭に出かけた。水場に着くと予想に反してひっそりしている。土曜日でさぞかしカメラマンが多いと思ったのだが。三脚にカメラをセットし鳥の出を待つ。最初に姿を見せたのは、ルリビタキ。続いてヒガラ。メボソムシクイの声がしきりに聞こえたが、姿を見せたのは、だいぶ後だった。ウソは、フィーフィーと鳴いて何度か姿を見せてくれた。しかし、長い時間待ったが、鳥の出はいまひとつ。ひっそり咲くクルマユリが慰めてくれた。
夕食後、展望台までゆっくり歩いた。シャクナゲが優しく美しく咲いている。山の稜線がはっきり見え、富士山の雄大さを初めて知ったような気がした。昼間、水場で見た鳥たちの声だろうか。姿は見えないがルリビタキとメボソムシクイの声がする。足元にはコケモモが可愛い花をつけて咲いている。ガーガーと声がしてホシガラスが飛んできた。もう薄暗くなりかけていたが、その姿を見られて嬉しかった。
夜のうちに雨が降り、あたりがしっとりと濡れている。今朝は、霧が立ち込めていたが、少しずつ青空が見えてきた。ミソサザイが響き渡る声で鳴いている。ルリビタキも高い木の上で元気良く囀っている。 ちょっと遠いがカヤクグリがやはり高い木の上で囀っている。富士山は霧がかかったままだが、あたりの空気はとても新鮮だ。水場のところでキクイタダキを待つ。カヤクグリとルリビタキが姿を見せてくれた。「キクイタダキがいるよ。」誰かの声がした。近くの木を見上げると、忙しそうに動き回っている姿が見えた。
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