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11/17〜11/19まで北の大地を訪れ、冬の準備に入りつつある道東の風景を楽しんできた。しばらく体調が不安定で、心配はあったのだが、旅に出て新たな力を補給出来たような気がする。
初日の最初の出会いは、タンチョウの親子であった。雪景色の中でのタンチョウの姿しか見たことのない私には、緑の草地での親子の姿は、鮮烈であった。続いて森林公園では、カラ類、キクイタダキ、アカゲラ、ミヤマカケスなどを観察、野付半島へと向かった。
海岸沿いに走ると、たくさんのオオハクチョウの姿が見えてきた。オオハクチョウの奥の枯れ木には、オオワシがとまっている。北海道ならではの風景である。さらに進むと今度は、コクガンの群れに出会った。遠くにいるコクガンを含めれば、かなりの数のコクガンである。ネイチャー・センターの方のお話では、結氷するまで、この地で姿が見られるという。
初日の宿は、シマフクロウの観察できる宿である。到着と同時に慌しく撮影準備。準備の間に早くもシマフクロウが現れた。夕食を手早く済ませ、シマフクロウの現れるのを待つ。今年は、雛の誕生がなかったとのこと。最初に現れたのは、昨年生まれの若鳥であった。今回持参したレンズは、400mmの単焦点のみ。ちょっと近すぎるかなという贅沢な悩みとなった。そのシマフクロウが、暗いところの枯れ木に、しばらくとまっていたが、すぐ近くにシカが2頭現れ、何とも夢見るような光景を見ることが出来た。暗すぎて撮影は、もちろん無理であるが、そのシーンは、忘れ難い思い出となった。今回、感動したのは、シマフクロウの鳴き交わす声である。暗闇の中から聞こえてくるその声は、神秘的で体の奥深くまで響き渡るようだった。
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