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窓越しに見る日差しは、柔らかいが、一歩外に出ると、ひんやりとした春風が頬を撫でる。所用を済ませてから、かなりゆっくり自宅を出た。最寄の駅前から、ずっと続く桜並木は、ほんの少し花を開き始め、道行く人を楽しませてくれる日も近づいているようだ。
今日は、少し里山を歩いてみよう。川沿いの木々の芽ぶきも楽しみだ。川に沿って歩くと小鳥の飛ぶ姿が見える。最初の出会いは、ジョウビタキ。すぐに飛んで姿が見えなくなってしまった。次の出会いは、カシラダカ。久しぶりの出会いだ。ホオジロも飛んで来た。アオジは、ずいぶんたくさん姿を見かけたが、結構忙しく動きまわり、草や木の陰に隠れてしまって、なかなか撮影のチャンスがなかった。
対岸の木にスズメが3羽とまって、何やら会話を楽しんでいるように見えた。芽吹きの綺麗な木に飛んできてとまったのはシメ。近くには、ジョウビタキが、姿を現した。
しばらく歩くと、シジュウカラの声が聞こえてきた。シジュウカラに交じって聞こえてきたのは、アトリの小さな声。嬉しいことにピンクの桃の花のところにとまってくれた。別れの日も近いことだろう。
里山の春は、静かでゆっくりと時間が流れていく。
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