川の流れが、狭まったところに婚姻色をしたオイカワが集まり、それを狙ってササゴイが姿を見せるという。オイカワ漁は、ともかく、ササゴイが近くで見られるというので、ずっと気になっていた。
お声を掛けてくださる方があり、ようやくササゴイを見に出掛けることが出来た。川幅は、そう広くはないので、期待出来そうである。しかし、二日間降り続いた雨の後で、水量が増し、ササゴイは、なかなか着地せず、目の前を飛んで遠くに姿が消えてゆく。
しばらく待つと、目の前にササゴイが降りた。以前、都内の公園で見たササゴイは、かなり距離があったが、この日のササゴイは、かなり近い。じっと辛抱強く水面を睨んでいたササゴイが、オイカワを捕る姿も見ることが出来たし、少し離れたところでは、幼鳥2羽の姿も見ることが出来た。この日の出会いは、心に残るものとなった。