いつの間にか寂しくなってしまった蓮田や田んぼ。ひと頃、ひとつの蓮田にたくさんのシギ・チが集まって何とも賑やかで楽しい鳥見が出来たのだが、あれは、夢だったのかと思うほどに今は、その蓮田は、空っぽである。
それでも、わずかな出会いを信じて蓮田や田んぼに足を運ぶ。この日、思いがけず出会ったのは、ハジロコチドリ。干潟で出会うことは多いが、田んぼや蓮田で、見かける機会は、非常に少ない。3羽のハジロコチドリが、少し離れた位置にいて、しばらく、じっと辺りの様子を伺っている。1羽が動き始めた。コロコロとした姿が、何とも微笑ましい。初冬の田んぼのひとこまである。