タイトル:九羽の白鳥 鳥たちの広場

[ 2013年の出会い ]

  • オシドリ
  • オシドリ
  • 銀杏羽が美しいオシドリ♂。光を浴びて、その輝きは、一層増します。新しい年を迎え、冷え込みが一段と厳しい朝。思いがけず氷上のオシドリに出会いました。それは、まるでフィギュアスケートの一場面を見るような華やかさがあります。スポットライトを浴びて優雅に歩くオシドリ。真冬の寒さをひととき忘れさせてくれる嬉しい出会いでした。
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  • アカゲラ
  • アカゲラ
  • 「赤啄木鳥」は、何故か心惹かれる鳥のひとつです。アカゲラ、オオアカゲラ、コアカゲラ。今まで出会いの機会がある度に胸踊らせて来た鳥です。その出会いは、高原や北の大地など限られた場所ばかりでした。しかし、身近なフィールドで、いとも簡単にアカゲラに出会えたのです。馴染みの公園で、沼のほとりで、散歩道で、アカゲラは、愛想よく姿を見せてくれました。鳥との出会いは、本当に不思議です。
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  • ジョウビタキ
  • ジョウビタキ
  • 冬鳥の代表選手とも言えるジョウビタキ。近隣の公園や葦原、河川敷、雑木林など、あちこちでジョウビタキの声を聞き、その姿を目にします。その姿を花に絡めて撮影したいとの願いが通じ、紅梅にとまってくれました。静かな公園で、ほんのひととき。ジョウビタキは、こちらを向いて微笑んでくれました。弥生の朝のひとこまです。
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  • シジュウカラ
  • シジュウカラ
  • 馴染みの公園に八重桜の咲く頃、シジュウカラに出会いました。1年を通して出会える鳥ですが、出会うとほっとして心やすらぐ鳥です。♪ツピィ ツピィ ツピィ♪ ♪ツツピィ ツツピィ ツツピィ♪元気いっぱい、シジュウカラの声は、静かな公園の隅々にまで響き渡ります。ぽってりとした八重桜の花びらがシジュウカラを優しく包みます。
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  • フクロウ
  • フクロウ
  • 静かな森の中を歩くと♪ホウ ホウ ホウ♪と低くて良く通る声が聞こえてきます。緑の木々が覆いかぶさるような深い森の中です。フクロウの姿を見ることは、なかなかありませんが、巣立ちの時期に運良くかわいい雛の姿を見ることが出来ました。今度は、母さんフクロウに出会いたいと願っています。
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  • コアジサシ
  • コアジサシ
  • 夏の到来を感じさせてくれる鳥のひとつがコアジサシです。青空を元気いっぱい飛ぶ姿や、水中ダイビングして魚を取る姿は、清々しく心あらわれる思いがします。取れたての生きの良い魚を父鳥が、かわいい我が子に運んできました。母鳥は、優しく慈愛に満ちた眼差しで我が子を見つめます。ほのぼの家族の心和む一場面です。
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  • ツミ
  • ツミ
  • 日本の代表的な花とも言えるソメイヨシノ。そのソメイヨシノが、ふっくらとした蕾を見せ始める頃、ツミの声が、公園や雑木林から聞こえてきます。♪キーキッキッキッー♪辺りの静寂を破るような元気いっぱいの声。やがて花の季節が終わり、辺りが鮮やかな緑で覆われる頃、ツミの子育てが始まります。
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  • サンコウチョウ
  • サンコウチョウ
  • 静かな林道を歩くと神秘的なあの声が聞こえてきます。♪♪ギュー フィチー ホイホイホイ♪この声の何と魅力的なことでしょう。長く伸びて後ろに垂れている優美な尾、眼の周囲の青いリング。その姿は、気高く気品に満ちています。♪♪ギュー フィチー ホイホイホイ♪すぐ近くにいるようです。あまり陽のささない林道で胸の鼓動が高まります。長い尾をひらひらさせてサンコウチョウは、天女の舞を見せてくれました。
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  • コジュリン
  • コジュリン
  • イヌタデが揺れる広々とした草原。バッタがたくさん飛び出します。オンブバッタ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ。コバネイナゴ、ツチイナゴもいるようです。目の前の農道を横切ったのは、キジの若鳥。♪チョッピィ チュリリリリ ピッ♪良く澄んだ声が辺りに響き渡ります。黒頭巾をかぶったコジュリンです。嬉しいことにイヌタデにとまってくれました。暑さが始まる頃から涼風が吹き始める頃まで、コジュリンとの出会いは続きます。
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  • ノビタキ
  • ノビタキ
  • 夏の暑さが遠のき、秋の気配が田んぼに漂い始める頃、出会いを期待するのがノビタキです。夏羽のノビタキに比べるとずいぶん地味な色合いですが、私は、この秋色のノビタキが好きです。10月も終わりに近い頃、田んぼめぐりをしているとき、遠くの稲田を飛び回っていたのが、このノビタキです。近くのアザミに何とかとまってくれないかしらと念じてみました。ふと気が付くとノビタキがアザミにとまっています。嬉しい出会いのひとこまです。
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  • ヒガラ
  • ヒガラ
  • 山や高原で出会うことが多いヒガラ。そのヒガラに馴染みの公園で出会いました。それも数カ所の公園で、度々見掛けたのです。不思議な年があるものです。山の鳥が平地に降りてきて、手の届くようなところに姿を見せてくれたのです。紅葉した桜の木にとまり、かわいい表情を見せてくれました。黒い頭と喉元の黒色がとても印象的でした。
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  • マヒワ
  • マヒワ
  • 秋が深まり朝夕の寒さを感じ始める頃、近隣の公園や林などでマヒワを見掛けることがあります。特に見掛ける機会が多いのが松林です。それも松林の高いところを飛び回り、ちらちらと姿が見えるだけです。そのマヒワをかなり近くで見ることが出来ました。アキニレの木の近くにマヒワが何羽も飛んで来て実を啄み、色づいた葉のところで休んでいきます。鳥は、近くで出会えると嬉しさが一層増します。