[ 俳句 ]
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- こどもの日いつまで経つてもこどもかな
- 紫の天を染めるや桐の花
- 柿若葉透かして見える世の動き
- こまどりや国会議事堂空回り
- こどもの日令和の風が吹き抜ける
- いつからか緋鯉の方が幅きかせ
- AIに負けてたまるか初夏の歌
- 町工場休むに休めぬ昭和の日
- 年ごとに変わるふるさと緑陰に
- 湯上がりの肩にひとひら柿若葉
- 夏つばめお産準備の里帰り
- ふるさとや万緑のなか兼六園
- 四十雀みどりの葉陰でかくれんぼ
- 一匹の鰻わけ合ふ物価高
- "若鮎の香り際立つ夕餉かな
- ちらし寿司絹さやきらきら光をり
- 孤独かな日々でで虫の高齢化
- 柿若葉雨のしずくやドレミファソ
- 赤き実の潤みたるなり青葉雨
- 青葉雨しとしとしとといとをかし
- さみだれや葉の生き生きと輝きぬ
- 若葉雨ちひさき庭に鳥のこゑ
- 五月雨や分厚き本の数ページ
- うたた寝の夢は何処へ青嶺かな
- 木下闇白い花びら敷き詰めて
- 五月雨に傘傾げたる二人かな
- G7本音むにやむにや青葉雨
- 森の中うぶごゑ高き四十雀
- 更にまた値上げに負ける暑さかな
- 夏燕まだまだ在りぬ自然かな
- 葦切のこゑ高らかに夜も更けて
- 水すまし描く輪のなか平和かな
- あめんぼう水面に浮かぶ雲ひとつ































