[ 雨を呼ぶ燃ゆる火の鳥赤翡翠 ] [ 一粒の雨を残して鳧翔てり ] [ 百日紅ぽとんと落ちて方丈記 ] [ 蓮浮葉ゆらるるごとにモネの池 ] [ 『ほーたる来い夫の掌にぎる暗き径』 ] [ 栗の花匂ふ小径や雨の降る ] [ 青梅雨の白き花咲くカフエかな ] [ 赤翡翠きよろろのこゑの哀れかな ] [ 梅雨最中オンデマンドに熱中す ] [ 翡翠や雨の足音とほざかり ]