鳥たちの広場

[2月の道東 その2]

オジロワシ(上)とオオワシ オオワシ オオワシ(上)とオジロワシ
オジロワシ コオリガモ エゾフクロウ
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2日目は、朝から雪が舞っていた。2年前の2月に道東を訪れたとき、見送りとなった流氷船を今回こそと期待したが、この日も、接岸できないとのことで見送りとなった。

羅臼を8時に出発し野付半島へと向かった。早速、目に入ってきたのが、オジロワシとオオワシの姿である。枯れ木にとまったオジロワシとオオワシに小雪が舞い、北の大地にいることを実感することが出来た。

今回、流氷船が出ないため、旅館の屋上からオジロワシとオオワシの飛ぶ姿を見る機会を設けていただいた。青空を飛ぶオオワシやオジロワシの勇姿を見たことはあるが、大海原を飛ぶオオワシやオジロワシを上から見下ろす形で観察、撮影する機会が巡ってくるとは、思ってもいないことであった。予想外の展開で、しばし夢中でシャッターを切った。しかし何故かピントが甘い。一脚のためか、腕の悪さのためか、いずれにしても折角の機会であったのに残念な思いが残った。

尾岱沼で1羽のコオリガモに出会った。比較的近い距離に姿が見えていたのだが、潜水しては、すぐに遠ざかってしまう。これは、シノリガモにしてもホオジロガモにしても同じことで、前日あまりに近すぎた濤沸湖のホオジロガモの姿とは、あまりに対照的であった。

この日の最後の出会いは、エゾフクロウである。洞の中で、静かに休んでいるエゾフクロウの姿は、神秘的で心休まる思いがする。手も足も寒さで痛くなり、それでもエゾフクロウを見つめていたいと思うのは、私だけではないであろう。

明日は、どんな出会いが待っているのだろうか。

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