冬枯れの田んぼは、ちょっぴり寂しい光景ではあるが、何だかほっと出来る空間を提供してくれる。今の時期は、二番穂も実ってスズメが群れている姿を目にすることが多い。夏の間、ヒッヒッヒッ、チャチャ チャチャと賑やかな声を聞かせながら田んぼの上を飛び回っていたセッカは、声もたてず、ひっそりと枯れ草にとまっていることがある。
時折、農道を横切ったり、冬枯れの田んぼを歩いているキジの姿を見かけるのも田んぼ巡りの楽しみのひとつである。澄み切った大空を飛ぶノスリに出会うこともあるが、大抵は電柱の上にとまって田んぼを見渡している。ごくごくたまにではあるが、チュウヒに会えることもある。初冬の田んぼの光景は、ちょっぴり寂しいが、ノスリやチュウヒ、キジやセッカなど意外と鳥との出会いがあるものだ。
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