鳥たちの広場

[雪の日の田んぼ]

昨日、冷え冷えとした空気の中、田んぼめぐりをした。雲が厚くどんよりとした空模様は、今にも雪が降りそうな感じであったが、今朝、目が覚めると外が明るい。夜の間に雪が積もったようだ。まだ雪が降り続いていたので雪景色の田んぼを期待して出かけることにした。

思っていたほど雪は積もっていなかったが、それでも、いつもの田んぼが、雪をかぶっている。遠くの杭には、ノスリがゆったりととまっている。いつもは、川に沿った葦原にいるオオジュリンが、雪をかぶった田んぼに降りて、しきりに何やら啄んでいる。カシラダカ、カワラヒワ、タヒバリもずいぶんたくさん姿を見かけた。スズメの群れが時折、ワーと飛び立つ。その数、100羽は、優に超え、200羽はいるのではないかと思われる。今まであまり姿を見かけなかったヒバリの姿も見えた。相変わらずツグミは、あちこちで姿を見せてくれた。

一通り田んぼを回って、元の場所に戻ってみると、雪がほとんど消えている。田んぼを回ったのは、わずか30分ほどであったのに、ずいぶんはかない雪の命。春の淡雪ということであろうか。